フランス国内での新型コロナウイルスへの感染者が、ここ1週間、連日4万2千人を超えている。フランス政府は今日、対策会議を行い、今晩カステックス首相とヴェラン保健相が会見で新たな措置について語った。
現時点ではロックダウン、外出禁止、入場者数制限などの措置はとらない。テレワークを行い、会食、会合などを職場でもプライベートでも控え、屋内、屋外でも人が多い場所ではマスクを着用し、換気を頻繁に行うなど、感染防止の注意をそれぞれが行うことを呼びかけた。
オミクロン株の感染者はフランス国内では25人。欧州では400人が確認されているが、確認されていない数千人がいることが予想される。
●小学校
・校舎内でも校舎外でもマスクを着用。
・給食で大勢の学童が行き交わないよう市町村ごとに工夫。
・クラスで一人感染者が確認されたら全クラス検査、3人感染者が出たら閉級する方針を継続。
●5歳〜11歳のワクチン接種
・感染した際に重症化リスクがある、肥満児、病気を持った子どもの接種は12月15日から。
・他の子どもたちの接種は科学的見解を待って判断。
●ディスコ
・12月10日から4週間ディスコは休業。政府が補償を行う。
● 65歳以上はアポなしでワクチン接種
・65歳以上の高齢者をアポがなくても優先。
・一回目でも追加接種でも受けられる。
● テレワーク
可能な職場ではテレワークを。
行政機関は週に3日、その他企業では週に2、3日程度を推奨。
●クリスマス市。
衛生パスのチェックがある場所のみで飲食を行うことができる。