今日未明、「Ovni」の誕生の謎が解明されたことを、プワソン博士率いる国立科学研究所CNRSの歴史学者チームが発表しました。
同チームによりますと、Ovniの起源は、今をさかのぼること100年前、1919年のパリ講和会議。4月1日に日本が提案した「人種差別撤廃案」が否決されたことを市内の同胞たちに知らせるために佐伯辺郎という日本人が手で書いたビラにあります。同氏は、どういう経緯からかパリ講和会議に密かに侵入。情報を収集してビラを書き、日本人のあいだで回覧させました。その後も重要会議に関してスクープ記事を連発し、大変な人気を博したとのことです。
このビラは暗号的に「をブぬ」と呼ばれ、現在パリで発行されているOvniとなりました。研究者によると「をブぬ」とは「一昨日(をととひ)のブエルサヒユ講和をぬすみ読み」の略語。残念ながら当時のビラは残っておらず、佐伯辺郎氏の令孫の話によると、辺郎氏を支援していたロシア人収集家が、1979年4月、暗殺される直前に創刊号を1部だけヴェルサイユ宮殿内に隠したとのこと。
現在、編集部では創刊100周年を機に、この幻の号を探しています。一説によると、その隠された場所を示す暗号が「OVNI」であるとされています。Ouest、Versailles…?お心当たりのある方は、ぜひ編集部までご連絡ください。(魚)