※ロックダウン中も、テイクアウトで営業中。
月火休。平日は11-18時、土日は17時ごろ閉店。
お客さんがないと早めに閉店する可能性もあるとのこと。
おいしいギリシャコーヒーが飲みたくて駆けつけたのはお昼時を過ぎた15時頃。テラスは満席、遅めのランチやカフェタイムを満喫中のお客さんで賑わっていた。先ずは腹ごしらえとMessénieというサラダを注文(冒頭写真)。フェタチーズ、ビーツのピュレ、ドライいちじく、アーモンド、仕上げはざくろのドレッシング。塩気の効いたフェタに、ビーツといちじくの甘さが相性良く、ローストされたナッツ類の香ばしさがアクセントになっている。すごい量なので、できればシェアしたい。フェタやほうれん草のパイ包みも大人気。ヨーグルトソースのザジキやひよこ豆のフムス、ナスのキャビアやカラマタオリーブなども小皿で取れる(4~8€)。
デザートはギリシャヨーグルトのハチミツがけ、オレンジ風味のケーキ「ポルトカロピタ」、ゴマのペースト菓子ハルヴァ(全5€)や、ゼリー菓子のような食感のロクム(2個1€)など。
名物のコーヒーは、柄の長い小さな手鍋で煮立てるところが見られて面白い。挽いた粉ごとカップに注ぐので、食感がやや粉っぽいのはもちろん、味わいもどこか土っぽさを感じる。コーヒー特有のえぐみや強さがなく、とってもマイルド。アイスコーヒーのフラッペもギリシャでは愛される飲み方だ。
オリーブオイル、チーズ、ワイン、ハチミツ、ハーブティーなど、様々な食材も購入できる。チョコレートクッキーのようなものが気になり尋ねると「チョコレートだと思うでしょ、違うのよ。キャロブというマメ科の植物を小麦粉の代わりに使ってるからグルテンフリーな上にチョコレートのような色と風味が加わるの。オレンジとレーズンとシナモンが入ってて、私の大好物。中毒になるから気をつけてね」とのこと。どの味もしっかり感じられるものの強すぎずバランスが良い。食感も軽いので次々止まらず食べてしまう。瞬間的に虜になるというよりも、やさしく引き込まれる感じだ。
気がつけば、店内もテラスもギリシャ語が飛び交っている。あちこちに施された青の色使いがまた、エーゲ海の風を感じさせてくれる。(み)
Yorgaki
Adresse : 45 Rue des Martyrs, 75009 ParisTEL : 01.4526.5020
アクセス : M° Pigalle / Saint-Georges
URL : https://www.yorgaki.fr/
水〜金11h-18h(金-19h)土日10h-20h(日-19h) 月火休