きょう、ゲイ・カルチャー誌「TÊTU」がキオスクにカムバック。1995年に創刊された月刊誌は経営難で2015年から1年半、休刊していた。休刊前の美男子セクシー写真から、服を着た若者3人の真面目っぽい表紙になってキオスクに並んでいる。
エイズ撲滅や、ゲイの権利拡大の活動家である記者ふたりが、イヴ・サンローランのパートナー、ピエール・ベルジェの出資のもと1995年に創刊した月刊誌。20年間の刊行を通じて、政治家や著名人がカミングアウトし、同性愛について語り、大統領選前には候補者が、ホモセクシャルの権利についての政策を発表するコミュニティー雑誌になった。きょう発行された号でも、エマニュエル・マクロン大統領選候補にLGBTの権利についての独占インタビューを掲載している。
昨年2月に復活したTETU.COMは、今や月間ヴィジター数が50万人。新しい所有者もこの人気で、紙版の復活に踏み切ったという。5.9€。
今晩はパリ19区で19時から02時まで復活パーティー。(六)
ご参考までに休刊前の表紙。