〈連載:ふつわ〉カモの胸肉、タイ風 2022-04-30 肉料理 0連載コラム ウクライナ戦争の影響で植物油が品薄になっているけれど、もし台所に油が残っていたら、カモの胸肉の揚げものを作りたい。 前菜なら4人分として、カモの胸肉をひとつ用意する。皮をとり、薄く切ってボウルにとる。しょう油、塩、コショウ、おろしショウガ、酒を加えてよく混ぜ合わせ、30分ほど [...]
二世監督と侮るなかれ。『 Hit The Road』 2022-04-29 舞台・映画 0映画 1984年生まれ、パナ・パナヒ監督の初長編作品。苗字でピンときた方も多いだろうか。世界三大映画祭全てで受賞したイランの巨匠ジャファル・パナヒのご子息だ。「なんだ二世監督か」と侮るなかれ。映画を見れば、そんな意地悪な気持ちも吹き飛ぶはず。パパ・パナヒとは違った個性で、一作目にして [...]
アライアが世界的クチュリエ、アライアになる前のこと。 2022-04-27 展覧会おすすめスポット 0パリ4区 Alaïa avant Alaïa 先月オープンしたディオールの大きなミュージアムと対照的な、小さなアライア財団の展示室はマレ地区、BHVから歩いて10秒ほどのところにある。クチュリエのアズディン・アライア(1935-2017)は1987年、ここにアトリエを構えた。コレクシ [...]
極右イデオロギーの蔓延と、フランス民主主義の危機。 2022-04-26 フランスの出来事 0 大統領への権力集中を進めたマクロン政権のもとで、フランスの民主主義は後退した。それを表わす現象として、極右イデオロギーの蔓延・一般化がある。日本の「ネトウヨ」と同様、フランスでもネット上で差別発言やヘイトスピーチが交わされる「ファッショ領域 fachosphère」が以前から活 [...]
いつか11区で、クラシックなビストロを開きたい。 2022-04-25 インタビューフランス料理レストラン 0日本人シェフ 中川あい子さん(40歳) 11区、オベルカンフ界隈。中川あい子さんがシェフを務めるL’Acolyte de l’insoliteは、昼夜を問わず、流行に敏感な地元っ子で賑わっている。 フランス料理を志したのは、子供の頃の経験から。「地元のフランス料理店 [...]
マクロン大統領再選、主要紙の見出し。 2022-04-25 ニュース 0大統領選2022 4月25日に行われたフランス大統領選挙の決選投票で、マクロン現職大統領が再選され、さらに5年間の任期を務めることが決まった。 マクロン支持者だけでは危うかったが、そこに「極右阻止票」が加わり、数字だけ見れば58.5%でルペンの41.5%を上回る大勝利だ。しかし、ルペンはこの5年 [...]
【大統領戦2022】決選候補ポスターの書き込みを読む。 2022-04-24 三面記事 0大統領選2022 ルペン「プーチン」「ナチ」、マクロン「金持ちのための大統領」。 誰だか分からないほど顔に落書きされた極右政党・国民連合RNマリーヌ・ルペンのポスター。「人種差別者、ファシスト、ホモ嫌い、トランスジェンダー嫌い…リスト長すぎ」と書き込みもある。ポスターの書き込みは1、2語のなぐり [...]
フランス上場企業社長の年収、ほぼ2倍に。 2022-04-23 ニュース 0 フランスのトップ40社の社長の平均年収、ほぼ2倍に。 上場企業サポートサービスのScalens社によると、ユーロネクスト・パリに上場する上位40社(CAC40)の企業トップの平均年収は2020年の450万€から21年は870万€(約12億円)とほぼ2倍になった、と仏紙が報じた。 [...]
ウインストン・ジャレットのパリ公演は聴き逃せない! 2022-04-21 コンサート 0パリ10区音楽 70年代から80年代にかけてレゲエのとりこになっていたのに、なぜか聴き逃していたウインストン・ジャレット。この81歳になるというレゲエマンがNew Morningにやってくる。 そこで大あわて、YouTubeなどで聴いてみたら、これが素晴らしいのだ*。レゲエの前身ともいえるスカ [...]
パリと近郊で広がる「宮脇方式」のミニ森林 2022-04-20 社会ラボ 0 生態学者、宮脇昭氏が提唱した植林の「宮脇方式」がフランスで広がりつつある。その地に自生する木を数種類び、樹齢2〜3年の木を狭い間隔で植え、3年ほど手入れした後は自然に任せる。数年後にミニ森林になると、生物多様性を高め、大気を浄化するなどのメリットが謳われている。フランスでは「ブ [...]