バルバラ、歌物語 ① Mon Enfance 2024-03-21 フランスを知るフランスの文化シャンソン 0 シャンソン歌手、バルバラの数々の歌には彼女の生きた軌跡が息づいている。数回にわたり、バルバラの自伝*をたよりに、そんな歌のいくつかに光をあててみたい。 バルバラ (本名 モニック・アンドレ・セール)は、1930年、パリ17区のユダヤ人家庭に生まれる。第二次世界大戦が勃発した3 [...]
この2週間で4回も通ってしまったポルトガル料理店。 2024-03-20 ヨーロッパ諸国料理 0 炭火で焼いたローストチキン(1/2羽、1/2 Poulet Churrasco 13.90€、すぐ下の写真)が店の看板料理。これを食べに行った時に、隣に座ったムッシュウが汗を吹き拭き食べていた豚肉のスペアリブ(15.50€)がおいしそうだったので聞くと、さらなるおすすめは、この [...]
デイヴ・ホランド、久しぶりのパリ公演。 2024-03-19 コンサート 0パリ10区 Dave Hollandが奏でる、ピッチカートの温かく深みのあるサウンドと、完璧といっていいイントネーション。 4月9日(火) 19hと21h30(自由席) 1971年にラジオ・フランスの大ホールにチック・コリア率いるカルテット〈サークル〉を聴きにいったのだが、コントラバスのデ [...]
ティナ・モドッティ写真展「革命を見る目」 2024-03-18 展覧会 0 ティナ・モドッティ(1896-1942)は16歳で故郷イタリアから米国に移住し、カリフォルニアで芸術家たちと交流し、メキシコで写真家となった。政治活動と恋に没頭した波乱万丈の生涯に目が行きがちだが、「ジュ・ド・ポーム」の展覧会では、私生活よりも写真家としての目線と力量に重点を置 [...]
【シネマ】新作「Averroès et Rosa Parks」公開とシネマテークでの特集:ニコラ・フィリベール監督。 2024-03-17 パリで遊ぶ舞台・映画 0 昨年のベルリン映画祭金熊賞は、ダークホースの『Sur l’Adamant アダマン号に乗って』!フランスのドキュメンタリーの巨匠ニコラ・フィリベールが、セーヌに浮かぶ船上のデイケア施設を描いた作品だった。当初より精神医学と患者の世界を描く三部作になると発表されてい [...]
〈連載:ふつわ〉つくりおきもできる、豚の角煮。 2024-03-17 肉料理 0 豚の角煮は冷蔵庫に入れておけば一週間は持つので、豚のばら肉 poitrine de porc のかたまりを1キロほど買ってくる。骨ごと4、5センチの角切りにする。 皮の方を上にして、鍋にとり、肉がかぶるように水を入れて中火にかけ、沸騰してきたら丹念にあくをとる。弱火にし、細く [...]
仏ウクライナ安全保障協定で、派兵はあり得るのか。 2024-03-15 ニュースフランスを知る 0 2月半ばに締結された仏ウクライナ間の安全保障協定が、激しいやり取りのすえ3月12日にフランスの国民議会で、翌13日には上院で承認された。マクロン大統領の「ウクライナ派兵」発言も相まって、フランスのウクライナ支援のあり方に議論が沸騰している。 この協定は2月16日にパリを訪れた [...]
「カフェ・レース」に改名し「ギャルソン競走」が復活! 2024-03-15 イベント 0 Course des Cafés パリ五輪の前に、これまた注目の競走が開催される。かつて「ギャルソン競争」といわれたレースが「カフェ競走」と改名されて復活するのだ。1914年に始まった当時は男の晴れ舞台だったが、今日では性別に関係なく参加できるのだから改名も当然だろう(「c [...]
はじめてみよう、フランス料理! ㉜ プロヴァンス風、ボルドー風、バスク風… 2024-03-14 フランスで暮らす 0はじめてみよう!フランス料理 フランス料理には、ノルマンディー風とかボルドー風とか、地方のあるいは町の名前がつく料理が多い。その地方、町ならではの味わいを持った料理のことを意味するのだが、そんな料理を一つ一つマスターして、料理のレパートリーを広げたいものだ。 ノルマンディー風 à la normande [...]
はじめてみよう、フランス料理!㉒ フランス料理が楽になる鍋二つ。 2024-03-13 野菜料理魚料理特選レシピ集肉料理フランスで暮らすデザート 1はじめてみよう!フランス料理 この連載の1回目に、フランス料理に欠かせない道具としてココット鍋をとり上げたが、同じくらいによく使われるのがソトゥーズsauteuseという、長い柄がついた、底が広く浅い鍋だ。 なによりもきちんとふたができるのが長所だ。ソトゥーズにバターやオリーブ油をとり、ニンジンやサヤイン [...]