シラミさん、いらっしゃい。 2008-02-15 パリの子育て・親育て 0連載コラム 覚悟はしていた。「フランスに住む子供はシラミに一度はたかられる」と聞いていたから。でも日本に一時帰国する飛行機の中で、ミラの髪の毛に黒い虫と卵らしきものを発見した時は、やはり相当ショックを受けた。これが噂のシラミファミリーか。よりによってこんな時に、と気分は沈む。友人らに大した [...]
クリスマスにミラと一時帰国。 2008-01-15 パリの子育て・親育て 0連載コラム 今まで子供を連れて何度か一時帰国をしてきたが、いつも季節は春か夏。ミラは日本の冬を知らない。ちょうど日本の友人が、毎年凝ったクリスマスパーティを開いていて、参加の案内がくる度に行けずに歯がゆい思いをしていた。そこで今年こそは参加しようと思い立ち、クリスマスを挟み、計10日間の日 [...]
ディズニーランドのパスポート。 2007-12-15 パリの子育て・親育て 0連載コラム 私も日本にいたころは、消費文化にどっぷり浸かっていたものだ。それが9年前に渡仏し、エコロ青年ジルの影響もあり、浪費生活にきっぱりとサヨナラを告げた。「欲しいものは買わない。必要なものだけ買う」と念仏のように繰り返すようになった。グローバリゼーションを激しく憎んだ。生まれ変わった [...]
ミラがダンスを習い始めた。 2007-11-15 パリの子育て・親育て 0連載コラム ようやくミラにも新しい友だちができ、幼稚園にごねずに通うようになった。現在の学校は半数がアジア・アフリカ系の子供が通う庶民的な雰囲気。私本人は小さいころ北海道に住んでおり、子供心に外国人は地球外生物のような存在だったが、ミラは幼い時からいろんな肌の色の子と自然に交流ができる環境 [...]
ミラ流・友だちの作り方。 2007-10-15 パリの子育て・親育て 0連載コラム ブローニュからパリ12区に引っ越しをしたら、幼稚園の雰囲気があまりに違うので驚いた。以前は子供の数も少なく、細かな面まで先生の目が行き届いていた。現在は正反対。30人の幼児に対し一人の先生がいるだけで、子供は野放し動物園状態。ミラはマンモス校の雰囲気に圧倒されっぱなし。まだ友だ [...]
大自然バカンスにさようなら。 2007-09-15 パリの子育て・親育て 0連載コラム バカンスといえばフランスでは「田舎で自然を満喫」が王道のようだ。私も最初のころはジルの家族にくっついて、ハイキングなどを積極的に楽しんでいた。もともと都会派もやしっ子なので、物珍しさもあった。だがそれが5年以上も続いたころから、だんだんと大自然バカンスが苦痛になってきた。ジルと [...]
ミラ用郵便ポストを設置した。 2007-07-15 パリの子育て・親育て 0連載コラム 貧乏暇なし。啄木風にぢっと手を見てばかりの私は、どうしても幼稚園やcentre de loisirs(市のレジャーセンター)にミラを時間いっぱい預けがち。しかもジルと別居後は家事も私ひとりの肩にのしかかる。口を開けば「あそぼ」と迫るミラに「待って」と背を向け、たまった家事を片付け [...]
幼稚園のミニ文化祭ケルメス。 2007-06-15 パリの子育て・親育て 0連載コラム 先週幼稚園でケルメスがあった。辞書でケルメスをひくと「聖者の村祭り、慈善バザー」とあるが、実際はミニ文化祭のようなものだった。 幼稚園側から「ミラは蝶になり踊る」と聞いていたので、私は羽根つき衣装と触覚付きヘアバンドを慌てて用意した。だが当日、衣装は幼稚園側が用意していたこと [...]
別居生活のはっじまり 2007-05-15 パリの子育て・親育て 0連載コラム 昨年オヴニーの取材で霊能者に会い、「あなたは彼と別れます」と告げられた。まさかそれが数カ月後に本当になろうとは。ここまで体を張った取材をしなくてもいいのにと、今となっては笑うしかない。とにかく渡仏しすぐに知り合い、意気投合し、8年間いつも一緒に過ごし、勢いで子供までつくってしま [...]
我が子を外国人だと思う時。 2007-04-15 パリの子育て・親育て 0連載コラム 普段は自分の子が半分外国人ということは特には気にはならない。だが時々ふと、この子は純日本人ではないのだと思い知らされることがある。 たとえば数の数え方。日本人は1、2、3を親指、人差し指、中指、薬指、小指と順に閉じていくが、フランス人は親指から小指に向かい順に指を開いて数えて [...]