ラ・カマルゲーズ。 2016-07-01 パリから行ける街 0南仏特集記事 牛と人間が正々堂々と戦うカマルグ式闘牛。南仏プロヴァンスやラングドック=ルシヨン地域圏の円形闘技場で行われる伝統スポーツだ。人間は牛の頭部に付けられた紐やリボンを、引っ掛け金具を使って奪う。立派な角を持つカマルグ育ちの牛は、砂埃を立て人間の背中を容赦なく追いかける。牛の攻撃をか [...]
遠藤周作、リヨンの青春。 2016-06-01 パリから行ける街 0特集記事 小説『白い人』で芥川賞を受賞し、吉行淳之介や安岡章太郎などとともに「第三の新人」として日本の現代文学をリードしてきた遠藤周作(1923―1996年)。『沈黙』、『深い河』などのキリスト教や「東洋と西洋」をモチーフにした代表作が世界各国で支持されているが、「狐狸庵先生」という筆名で [...]
ノルマンディーと、印象派。 2016-05-02 アート 0特集記事 4月16日から 《第3回ノルマンディー印象派フェスティバル》が始まっている。印象派発祥の地ノルマンディー地方の各地で、9月までさまざまな文化イべントが開催される。 1858年、ル・アーヴルの町で画家を志していた17歳のクロード・モネは、この町で画材店を営む外光派の画家ウジェーヌ [...]
世紀のセーヌ増水がやってくる? 2016-04-01 フランスの文化 0特集記事 セーヌ川の氾濫を想定した防災キャンペーン「L’exercice EU Sequana 2016」が、3月7日から18日まで開催された。警視庁が87の公共・民間機関と手を結んで、パリと近郊の7カ所で防災訓練を実施、市民に警戒を呼びかけた。 地震も火山もないパリを含むイル [...]
パリ南郊のフジタの家へ。 2016-03-23 パリから行ける街 0特集記事 パリの南西、エソンヌ県の村ヴィリエ・ル・バクルに、レオナール・フジタ(藤田嗣治 ・1886~1968)のアトリエ兼住居が公開されている。第二次大戦後の1950年に君代夫人を伴ってパリに戻ったフジタが、最後の人生を過ごした家です。いちばん近い駅から3km近く離れた交通不便なこの村に [...]
映写技師の一日。 2016-02-15 パリの出来事 0映画特集記事 オヴニー職業シリーズ第13弾は「映写技師」。パリ第3大学内にある、大学シネマテックの映写技師、オリヴィエさんに話を聞いた。 1973年にパリ第1大学と第3大学共同で設立されたシネマテックで働くオリヴィエさんのもとには、制作会社や配給会社、コレクターなどからのフィルム保管の依頼が絶 [...]
パリジャンに聞きました。「2016年、どんな年にしたい?」 2016-01-15 パリの出来事 0特集記事 OVNI800号 ・ 特別企画 《2016年フランス人が考える国家の優先事項ランキング》 ① 失業対策 56% ② テロ、犯罪、治安対策 50% ③ 貧困対策 35% 減税 31% 購買力の向上 30% 不法移民対策 29% 学校教育の質の向上 19% 医療技術の進歩 16% 環 [...]
ルーアン文学散歩:フロベールとモーパッサンの師弟愛 2015-11-17 本 0特集記事 パリから特急電車にゆられて約1時間10分ほど西に進むと、ノルマンディーの中心都市であるルーアンに到着する。駅からまっすぐ伸びるジャンヌ・ダルク通りを行けば、歴史的建築物が立ちならぶ美しい旧市街はすぐそこ。手をこらした緻密な装飾に彩られた後期ゴシック建築はどれもこれも圧巻で、ルーア [...]
フランス流 柔の道 2015-10-15 フランスの文化 0特集記事 1930年代にフランス語辞典ラルースが「JUDO」を紹介し、川石酒造之助(かわいし・みきのすけ)が柔道普及に努めて以来、フランス人にとって柔道は身近な存在だ。柔道の始祖・嘉納治五郎(かのう・じごろう)の教えを継ぐ精神性を重んじた日本の柔道文化を尊重しながら、指導方法はフランス式に [...]
気候変動、 わたしたちに できること。 2015-09-20 フランスの文化 0特集記事 11月30日から12月11日まで、パリ北東郊外のル・ブルジェで、COP21(「国連気候変動パリ会議」正式には国連気候変動枠組条約第21回締約国会議)が開かれる。これをきっかけに一般市民の環境意識を高めようと、秋から冬にかけて、多くのイベントがフランスで企画されている。 その一つ「 [...]