Susanna Mälkki
9月25日、26日 20h30-
なぞなぞ。次から次へと一流の指揮者を輩出している国は?答えはフィンランド。いずれもヘルシンキのシベリウス音楽院の卒業生だ。現在最高といわれるエサ=ペッカ・サロネン、シベリウスだけでなくベートーヴェンの全曲盤で高く評価されたオスモ・ヴァンスカ、続く世代では、英国を中心に活躍しているサカリ・オラモ、現在ラジオ・フランス・フィルを率いるミッコ・フランクにも欧州の有名オーケストラから声がかかっている。
スザンナ・マルッキは1969年生まれで、オラモの世代。当初はチェロ奏者として注目を浴び、2004年くらいから本格的な指揮活動へ。最近発売されたヘルシンキフィルを指揮したバルトーク集では、透明かつ豊かな色彩感が素晴らしい。
今回はパリ管弦楽団で、かなりポピュラーなプログラム。グスターブ・ホルストの『惑星』は、『スターウォーズ』に使ってもいいような劇的で華やかな曲。売れっ子のエドガー・モローのチェロで、名曲中の名曲、ドヴォルザークのチェロ協奏曲。自身チェロを知り尽くしているマルッキがどう指揮するか、大いに楽しみだ。(真)
9月25日、26日20h30。20€~50€。
Philharmonie de Paris
Adresse : 211 av.Jean-Jaurès, 75019 Paris , Franceアクセス : M°Porte de Pantin
URL : philharmoniedeparis.fr/fr/activite/concert/20250-orchestre-de-paris-susanna-malkki