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国民戦線FN(現・国民連合RN)の欧州議員秘書架空雇用疑惑を捜査している仏予審判事が、同党への公的援助のうち、200万ユーロの差押えを要求したと仏紙が報じた。
RNは政治的陰謀と非難。欧州議会の問題を仏司法が捜査するのは違法というRNの訴えは、パリ控訴院により6月初めに却下された。党職員でありながら議員秘書として欧州議会から報酬を得ていた疑惑の捜査は17人のFN議員と約40人の公設秘書が対象に。欧州議会は2009~17年の損害額を700万ユーロと見積もっている。ルペン党首、ゴルニッシュ元副党首ら10人が被疑者扱いとなっている。