Réforme des retraites
年金改革反対派の言い分。
2年半のコロナ禍、インフレ、ウクライナ戦争、エネルギー高騰、失業手当の支給を減らす失業保険改革の実施。そんなタイミングで政府が進めようとしている年金改革に国民の7割強が反対し、大規模な抗議運動が続いている。
上院では最大の争点である、定年退職の年齢を62歳から64歳に引き上げる法案が可決された。上院での審議は日曜日まで続くため、反対する国民は11日も全国でデモを予定。気候変動で未来に不安を抱く若者の増加、食品の無料配布に長蛇の列を作る貧困化した学生たち…。デモには若者も多く、高校や大学の封鎖なども報じられている。
労働者は管理職に比べて平均寿命が7年ほど短い。64歳まで働いたら、年金生活ができるのはわずか10年足らず。またフランスでは、シニア層は就労率が低く、失業手当も年金も受給できない人が多く、さらなる貧困化も問題視されている。
抗議する人々がプラカードに込めたメッセージを集めてみた。