2月末から、ネスレ社の冷凍ピザ「Fraîch’Up」による食中毒が報告され、商品リコールと捜査が続くなか、新たに4件の食中毒が報告された。そのうちイルドフランス地域圏内は3件で、被害は合計9件に上ると仏紙は報じている。
大腸菌を原因とする溶血性尿毒症症候群(HUS)で、今までに53人(子ども52人)が食中毒、今年に入って2人が死亡。
パリ検察局は過失致死罪などで3月22日に捜査を開始。食中毒を起こしたピザを製造したノール県コドリーにある工場は、3月22日、29日と立入検査が行われ、衛生規則が遵守されていないとして、ノール県知事が1日に冷凍ピザの2つの製造ラインの停止を命じている。また4月13日には、同工場とオ・ド・セーヌ県にあるネスレ本社の家宅捜査が行われた。
政府のリコールページ:
https://rappel.conso.gouv.fr/fiche-rappel/6536/Interne
フリーダイヤル:0800 22 32 42