4月10日(日)に行われたフランス大統領選挙の第一回投票で、現職エマニュエル・マクロン大統領(共和国前進LREM)が27.84%でトップ、極右マリーヌ・ルペン(国民連合RN)23.15% の得票率で2位となり、4月24日の決戦投票で対決することになった。
投票日を前に勢いをつけていた左派ジャン=リュク・メランション(は世論調査で想定されたスコアを大幅に上回ったものの、21.95%と僅差でルペンに敗れた。
この日の棄権率は26.31%と、5年前の前大統領選挙(22.23%)を上回った(史上最高は2002年の28.4%)。
また、移民嫌悪、差別的発言などのスキャンダルで一時は注目を集めたエリック・ゼムールは、7% にとどまった。著述活動から今回の選挙で政治活動をスタートし、芳しくない結果に終わったが今後も政治活動を続けるとしている。
40年来政権を執ってきたフランスの2大政党、右派の共和党LRと左派社会党PSは、今回も大敗。LRペクレス候補は4.78%、PSイダルゴ(現パリ市長)1.75%の得票率で、特に社会党は、同党史上最悪のスコアを更新した。