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スロベニアで捕獲されたヒグマ2頭が4日と5日にピレネー・アトランティック県の山地に放たれた。ヒグマ放獣反対派が道路を封鎖したためヘリコプターで輸送された。ヒグマは絶滅危惧種として保護が規定されており、政府は5月に今後10年間のヒグマ保護計画を決定。ヒグマ保護団体の訴えを受けた行政裁判所が政府に保護政策実行を求めたのを受け、環境相が8月末にヒグマ放獣省令に署名。しかし、地元の羊放牧農家や猟師などは強く反発している。96年からの放獣で、現在ピレネー地方には43頭のヒグマが生息している。