“Créer aujourd’hui”
パリ・オペラ座は、コンテンポラリー・バレエ公演をFacebookで公開する。11月13日(金)夜8時から。視聴料は4.49ユーロ。ライブの後も、パリ・オペラ座バレエ団、パリ・オペラ座それぞれのフェイスブックのページで48時間は閲覧が可能だ。
今晩の “Créer aujourd’hui” と題された演目は、”3人のコレグラファーによる3作から構成される。オペラ・ガルニエで公演が予定されていたが、ロックダウンで劇場が閉鎖となった。シャネルの衣装をまとって踊るExposureや、ニック・ドレイクの音楽で踊るClouds Insideなども興味をそそられる。
“Exposure” 振付:シディ・ラルビ・シェルカウイ
“Clouds Inside”振付:テス・ヴォルカー
“Et si” 振付:メーディ・ケルクッシュ
ヒップホップ・ダンサーのメーディ・ケルクッシュは、春のロックダウン中に、自分のダンスカンパニーのビデオをネットに投稿したのがブレークし、今回のオペラ座での初公演につながった(以下)。
パリ・オペラ座は、政府の年金改革に対するダンサーたちのスト(2019年3月〜2020年3月)や、第1回目のロックダウンなどで、4千500万ユーロの損失を記録。2014年からオペラ座総監督を続けてきたステファン・リスネールが任期終了前に早期辞任し、大荷物を積んだ船の舵取りが、新任アレクサンダー・ネーフに渡されたばかりだ。ネーフ氏は、ドイツ出身、2008年からカナダで最も重要なカナディアン・オペラ・カンパニーの総監督。