サーフボードの上に立ち、パドルで漕いで水面を進む「パドルサーフ(スタンドアップ・パドル)」競技が、明日セーヌ川で行われる。10年前に始まった大会だが年々規模が大きくなっており、今年は昨年よりも200人多い1000人が41カ国から参加する。
コースは2種類(地図参照)。いずれもフランソワ・ミッテラン国立図書館(Bibliothèque Nationale de France François Mitterand) から、ジャヴェル(quai de Javel Bas)までを移動する。プロコースのほうは、サン・ルイ島とシテ島の周りを一周するのが、アマチュアコースとは違う難しさ。
ノートル・ダム大聖堂や、グラン・パレ、オルセー美術館やエッフェル塔などのモニュメントを見ながらセーヌを滑る。パリ市内29の橋のうち、27の橋をくぐるなど、プレーする人たちは景色も楽しめそうだ。
とはいえこれは、APP(Association of Paddlesurf Professhionals)が開催する、APPワールドツアーの一環でもある。ロンドンやニューヨーク、大阪(中之島公園を取り巻く大川・堂島川・土佐堀川など)など、プロのパドルサーファーが世界を転戦して周り、パリはその最後のステップで世界チャンピオンが決定されるのだという。
こちらでライヴが観られます。https://www.appworldtour.com/app-live-feed