2019年12月末、パリのポンピドゥ・センター近くにオープンしたばかり。連日、交通ストもなんのそのの盛況が続くのが、「Le Musée de l'Illusion イリュージョン・ミュージアム」。フランス語の"ミュゼ"は「美術館」と「博物館」の意味を持つが、そのふたつの定義に足をかけているような場所である。目や脳の錯覚を積極的に利用した、インタラクティブな科学ミュージアムだ。...
60年代後半、シカゴのAACMという音楽共同体で推進されたジャズの運動を体現したアート・アンサンブル・オブ・シカゴ(AEOC)。1969年からパリに拠点を移し、傑作『People in Sorrow』などのアルバムを次々に出す。サックス奏者はロスコー・ミッチェルとジョゼフ・ジャーマン、トランぺッターはレスター・ボウイー、ベースはマラカイ・フェイヴァーズが(その後ドラマーのドン・モイエが参加)、舞台には民族楽器もふくめて打楽器、吹奏楽器が並び、音楽の流れに...