Ovni --| Numéro 633

Thierry Fremaux (1960~)

 カンヌ映画祭の作品選定を担う総合代表ティエリー・フレモー。風采だけならフランス版・上岡龍太郎。だが彼の魅力は、ダイナミズムと親しみやすさ。映画祭期間中は、コンペ作以外も含め無数の作品上映前にさっそうと登場。柔道で鍛えた身のこなしで舞台を駆けのぼり、作品へのオマージュを熱を込めて語る。その遍在ぶりは影武者の存在を疑うほ...

サンパピエがストライキを決行。

 サンパピエとは滞在許可証のない不法滞在者のことで全国に20~40万人はいるという。いつもは警官の眼を避けてレストランや建設、ホテル、清掃業界で働くサンパピエ600人が、4月15日からイル・ド・フランスの各地で正規の滞在許可証を要求し、共産党系労働組合CGTの支援のもとに職場を占拠しストに突入したものだから、労働市場の...

Pascal Le Glacier|アイスクリーム屋

 「ちょっと高いけど、おいしいアイスクリーム屋さんが16区にあるよ」と友人におそわって訪れてみた。 数台ある大きなフリーザーの中には、色とりどりの1/2リットルや1リットル入りのアイスクリームが並んでいる。Fleur d'orangerやFleur de rose、Caramel gingembreにも興味をそそられ...

Courcelles駅界隈(8区、17区)

オスマン建築のシックな街並みと、ショッピングエリアのコントラスト。  地下鉄クルセル駅(2号線)は、我らが日本国大使館の最寄り駅。ちょうど8区と17区の境にあるこの駅の周辺は、それぞれの区の雰囲気の違いが感じられて面白い。 大使館といえば、在外選挙人名簿への登録申請をしようと思いつつ、ついでのときでいいや...

パルムドール受賞作。 “Entre les murs”

”Entre les murs” ©︎Haut et Court フランスが世界に誇る一大イベント、カンヌ映画祭で主催国フランスの映画が21年振りに最高賞のパルムドールに輝き世間は大騒ぎ。ローラン・カンテ監督『Entre les murs』は、パリ20区に実在する中学校にカメラを据え、そこの生徒と先生たちが出演...

Aux Zingots|広々とした空間が気持ちいいし、ワインも料理もなかなか。

620号で紹介したQuedubonで、東駅界隈に兄弟のような店があると教わり、さっそく友人と出かけた。店構えは大したことないな、と思いつつ中に入ったら、その広さ、天井の高さにびっくり!  入り口近くに、生ハムやソーシソン類と、それを薄く切るハム切り器が置いてあるのはQuedubonと同じスタイルだ。 〈本日のおす...

Un conte de Noel

 カンヌ映画祭での上映も好評で、主演のカトリーヌ・ドヌーヴに特別賞が贈られたアルノー・デプレシャン最新作。 北の町ルーベにクリスマスが迫る。解体しかけた家族が、母ジュノン(ドヌーヴ)の病気で、一つ屋根の下に集う。父、母、長女、二人の息子にその伴侶や孫たち。そして幼少時に死んだ息子の影。物語はジュノンの骨髄移植を軸に紡が...

Les Métamorphoses / La Petite dans la forêt profonde

 王女のたっての願いで王は王女の妹を迎えにいく。初めて会う妹の美しさに心を打たれ、自分のものにしようと、抵抗する妹に暴行を加え、望みがかなった後は王女に告げ口をされないよう彼女の舌を切り取る。帰国し、妹は「航行中船から落ちて死んだ、すまない」と泣きながら王女に謝る王。一度は王の言葉を信じる王女だが、王への不信感はつのる...

所変われば鼻との付き合いも変わる。

 「クレオパトラの鼻がもっと低かったら、歴史は変わっていただろう」と書いたのはフランスの哲学者パスカルだが、人の鼻は古今東西を問わず美貌のキーポイントのようだ。そして、フランス人のほとんどが、自分の顔の中で1番キライな部分は「鼻」と答える。その理由はというと、フランス人の鼻は縦に長く大きいから。彼らの理想の鼻は、鼻頭か...
 

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