
10月12日晩、第2ルコルニュ内閣35人の名前が発表された。重鎮が留任し、技術官僚と市民社会出身者が混在する内閣となった。
続投するのは、ジェラルド・ダルマナン法務相、ロラン・レスキュー経済・金融相、ラシダ・ダチ文化相、ジャン=ノエル・バロ外相、アニー・ジュヌヴァール農相、アメリー・ド・モンシャラン公的会計相ら。軍事相にカトリーヌ・ヴォートランら。
市民社会からは、国際NGO世界自然保護基金WWFの総裁モニーク・バルビュが環境移行相に、かつてスーパーマーケットチェーン「システムU」の社長だったセルジュ・パパンが中小企業・商業・観光・購買力相に、SNCF総裁だったジャン=ピエール・ファランドゥは労働相に就任。
パリ警視総監だったロラン・ニュネーズが内務相、高級官僚エドゥアール・ジェフレは教育相、共和党議員ヴァンサン・ジャンブランが住宅相に就任。
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新旧大臣の交代はきょう行われ、初の閣僚会議はあす14日朝に、首相の施政方針演説は午後に予定されている。
共和党(LR)はルコルニュ政府には協力しない方針をとっていため、新内閣に参加することになったダチ文化相、ジュヌヴァール農相、タバロ交通相、ジャンブラン住宅相ら6人を除名。国民連合RN、屈しないフランスLFIは、すでに内閣不信任案をすると表明している。社会党は、首相の施政方針演説によって身の振り方を決めるとしており、大臣たちは腰を落ち着けられない状態だ。(美)

