【Communiqué spécial】
JAL x WAGYU RESTAURANT 1129
3月1日から日本航空のパリ発 ・ 羽田行きのフライトで、上州和牛の機内食がたのしめる。パリの日本産和牛専門レストラン 「WAGYU RESTAURANT 1129」が日本から輸入する群馬県産の上州和牛を使った、特別メニューが登場するのだ。
星つきシェフの 「パリ丼」。
ファーストクラスの和食メニューは、ロンドンの日本料理店 「露結」の林大介シェフが監修。春を先取りするかのような、桜の葉を使った「上州和⽜桜葉のコンフィ」を主菜とした献立。
いっぽう、ファーストおよびビジネスクラスのアラカルト洋食メニューは、パリのミシュラン一つ星フランス料理店「PAGES パージュ」の手島竜司シェフが監修。そこに新しいメニューが登場。オレンジとフヌイユ(ういきょう)の風味がさわやかなお米の上に、ポルトソースを絡めて焼いたスライス和牛。上からフォン・ド・ボーをまわしかけ、仕上げにネギと西洋わさびを添えて完成。題して、「パリ丼」!
アラカルト洋食メニューは、食事の時間帯でなくてもオーダーできるというから、和牛好きにとっては、この上ない空の旅になりそうだ。
日本産和牛を「スライス」 する意義。
機内でおいしい「パリ丼」を提供するために WAGYU RESTAURANT 1129が選んだのは、上州和牛の肩ロース。スライス肉は乗客にとっては食べやすいからありがたいのだが、実はスライス肉を使うのには、ほかの理由もある。薄く切ることで肉がやわらかく、食べやすくなり、同時に小さく切ることでフードロスを減らせるのだ。
「おいしい」をめざして、日仏協働!
WAGYU RESTAURANT 1129が吟味し、JALが空輸した上州和牛をスライスするのは現地フランスの精肉加工会社だ。その仲介を担うのが、フランス精肉のエキスパート「Boucheries Cosse」である。このコス精肉店はパリ市内に4店舗をもつ人気店で、WAGYU RESTAURANT 1129が輸入する上州和牛も販売。機内食は、調理されてから乗客が口にするまでの時間があり、食前に再度温めるという工程が生じる。それを考慮しつつ、乗客が口にする時に最高のおいしさを作り出さねばならない。日仏機内食チームは試食を重ね、厚さは8ミリという結果にたどり着いた。スライスされた肉は、JAL機内食のケータリングServair社が調理する。「パリ丼」は、日本の生産者から機内まで、おいしいものへの情熱で結ばれた日仏パートナーの協働プロジェクトといえる。
上州和牛は、欧州への輸出にあたっての厳しい条件をいち早く満たし、初めて輸出された日本産和牛。パイオニア的存在だ。今、フランス語辞典に「wagyu」 が載るまでになったのも、彼らが欧州の食通たちを魅了したから、といっても過言ではないだろう。
● 問い合わせ先: 日本航空
https://www.jal.co.jp/flights/ja-fr/