マクロン大統領はきょう6月4日、エリザベット・ボルヌ首相の提案に基づき閣僚を任命し、初の閣僚会議を行った。総選挙で落選したブルギニョン保健相、モンシャラン環境相らは辞任。強姦疑惑で取り調べ中のアバド連帯相はポストを得られなかった。しかし経済、内務、外務、法務、軍事、教育、文化、エネルギー転換、労働の大臣ポストはボルヌ第一次内閣と変わらず。
6月19日の総選挙でマクロン大統領の与党連合「Ensemble(共に)」が単独過半数を失った後、大統領とボルヌ首相は連立政権を形成するため野党各派と協議したものの成立しなかった。変わりばえのない顔ぶれに野党からは「仲間内でのイス取りゲーム」、また、重要大臣職にはやはり男性が多いなどと批判されている。
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▶︎第一次ボルヌ内閣顔ぶれ。
▶︎総選挙でマクロン与党連合、過半数割る。
・首相:エリザベート・ボルヌ
政府報道官(民主主義刷新担当相):オリヴィエ・ヴェラン
首相付 国会関係担当相 : フランク・リースター
首相付 女男平等・多様性・機会均等担当相:イザベル・ローム
こども担当副大臣:シャルロット・コーベル
海洋担当副大臣:エルヴェ・べルヴィル
社会・連帯・協会活動経済担当副大臣:マルレーヌ・シァッパ
・経済・財務・産業主権・デジタル相:ブリュノ・ルーメル
経済・財務・産業及びデジタル主権相付 公会計担当相:ガブリエル・アタル
産業担当相 : ロラン・レスキュー
デジタルおよび通信転換担当相:ジャン=ノエル・バロ
中小企業・産業・手工業・観光担当相:オリヴィア・グレゴワール
・内務および海外領土相:ジェラール・ダルマナン
内務相・エコロジー転換=地域結束相付 地方自治体担当相:キャロリーヌ・カユー
内務相付 海外領土担当相:ジャン=フランソワ・カランコ
内務相・海洋相付 市民権担当相:ソニア・バケス
・外相・欧州相:カトリーヌ・コロナ
外相・欧州相付 貿易・誘致担当相 : オリヴィエ・べシュト
欧州担当相:ロランス・ブーヌ
フランス語圏・国際的パートナーシップ発展担当相:クリズラ・ザシャロプル
・法務相:エリック・デュポン=モレティ
・軍事相:セバスティアン・ルコルニュ
軍事相付 退役軍人と記憶担当相:パトリシア・ミラレス
軍事相・教育と若者相付 若者・国民奉仕担当相:サラ・エル=アイリ
・労働・完全雇用・社会復帰相:オリヴィエ・デュソプト
労働・完全雇用・社会復帰相付 職業教育・訓練担当:キャロル・グランジャン
・教育・若者相:パプ・ンディアエ
・高等教育・研究相:シルヴィー・ルタイヨ
・農業・食料主権相:マルク・フェスノー
・エコロジー転換・国土連帯相:クリストフ・ベシュ
エコロジー転換・国土連帯相付 エコロジー副大臣:ベランジェール・クイヤール
エコロジー転換・国土連帯相付 農業地域担当相:ドミニク・フォール
エコロジー転換・国土連帯相付 交通担当相:クレマン・ボーヌ
エコロジー転換・国土連帯相付 町と住宅担当相:オリヴィエ・クラン
・エネルギー転換相:アニエス・パニエ=リュナシェ
・文化相:リマ・アブドゥル=マラック
・保健・予防相:フランソワ・ブローン
保健・予防相付 国土組織・医療職担当相 アニエス・フィルマン=ル=ボボ
・連帯・自立・障害者相:ジャン=クリストフ・コンブ
・公共変革・公務員相:スタニスラス・ゲリニ
・スポーツ・五輪・パラリンピック相:アメリー・ウデア=カステラ