バカンスなどで田舎を訪れたら、そこの市場で地元の物産を買いたいものだが、パリでそれに近いことが実現できるのがココ。 店名のフレスコレとはオック語で新鮮の意味。ここでは、主にフランス南部で生産された、チーズ、バター、卵などの生鮮食品が手に入る。現地のマルシェで入手するような新鮮さが素晴らしい。
チーズなら、まず試したいのがロックフォール(36.60€/kg)。唯一、昔ながらの製法で造っている生産者のものだからか、実に味わい深い。当然塩辛いのだが後をひく旨味が潜んでいる。いろいろな種類がそろうヤギ乳チーズ、シェーブルの多くは、若き経営者の一人、アドリアンさんの両親がオクシタニー地方のタルン県で生産しているもの。crottin cendré(3.20€)はここでしか手に入らないオリジナル商品なので、迷ったらこれを選ぶのも手。
伝統的な製法で生乳から造られたバター(4.50€)や屋外で飼育された鶏の卵(2€/6個入り)、アリエージュ産のレバーのドライソーセージ(7€)なども迷わず手に入れたい。さらには、これら一級品のチーズ、バター、ハム類などでオーダーごとに作ってくれるサンドイッチ(5~6.50€)もおすすめ。特に加熱ハムの最高峰 Le Prince de Parisとコンテ(5€)、またはトリュフ入りゴーダチーズ(6.50€)の入った〈パリジャン〉は、サンドイッチの美味しさを再発見できる逸品です。(里)
Frescolet
Adresse : 42 rue Jean-Baptiste Pigalle, 75009 ParisTEL : 09.8232.7117
アクセス : M° Pigalle / Saint-Georges
URL : www.frescolet.fr
火~金 9h30-14h / 16h30-20h 土 9h30-20h 日月休 夏季休業:8月3日~26日