
Brasserie Floderer -1909
8月のパリは人がまばらになって静かでいい反面、カフェも商店もバカンスでシャッターを下す頃になると少し、さびしくなります。そんな時も老舗ブラッスリーは通常どおりの営業で、てきぱきしたサービスで食事ができるからありがたい。オヴニー編集部の周りは、いいブラッスリーに恵まれています。
ブラッスリー・フロデレールもその一軒。賑やかなフォブール・サン・ドニ通りからこの店のある小路に入ると、安全地帯に入ったかのよう。テラスと、アール・ヌーヴォーのステンドグラスのある内装も魅力です。2年前のリニューアルで、重厚な感じから明るくカラフルになり、バーカウンターも登場。
朝食メニューをもうけ、アペリティフにはつまみの盛り合わせ、ブランチ、と朝から晩まで、客をもてなします。定番のエスカルゴ、看板料理のシュークルートは肉と魚と両方。大喰いの人でもきちんとお腹いっぱいになる量です。ランチなら前菜+主菜/主菜+デザート=22€。前+主+デ=27€。

Velouté crémeux froid d’asperges vertes
1870年の普仏戦争でフランスが負け、ドイツ領となるアルザスから多くの人がパリに逃げてきました。もとはこの店も、そんなアルザスの人が開店し、1909年に同郷出身のフロデレール氏が引き継ぎました。苗字を短縮して 「フロ」。日本で人気のフランス料理とパティスリー「Floプレスティージュ」も、この店に由来します。
今はナンシーとランスの名店「エクセルシオール」と同じ経営になり、Flo からFlodererに戻りました。ビールの神様ガンブリヌスが樽を運んだり、酔いつぶれていたりするコミックな壁画もあって楽しげで元気な雰囲気に、また食欲をそそられ、飲んで、食べてしまうのです。(集)

Parmentier du canard、Véritable choucroute strasbourgeoise.


Brasserie Floderer -1909
Adresse : 7 Cour des Petites Écuries, 75010 ParisTEL : 01.4000.2801
アクセス : M° Château d'Eau / Strasbourg Saint-Denis
無休。火〜土10h-0h、日月は-23h。土日祭日はブランチ10h-16h。
