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バスク地方の分離独立を求めて1950年代から武力闘争を行ってきた「バスク祖国と自由(ETA)」がフランスにおける武器の隠し場所を当局に知らせた。
銃器、銃弾、爆発物など推計3.5トンの武器がバイヨンヌ周辺の森に埋められており、警察は同日、武器回収を開始した。ETAは前日、BBCに送った手紙で8日に武器の隠し場所を仏当局に伝えると予告していた。ETAは2011年に武装闘争放棄を宣言したが、スペイン・フランス当局が要求する武装解除と解散は拒否していた。
16年12月にバイヨンヌ近くで一部の武器を渡した際に農業従事者、記者など5人が逮捕されたため、今回は平和団体が前面に立ち、逮捕者は今のところ出ていない。