今年も7月6日から28日までの土日、ヴァンセンヌの森のParc Floralでパリ・ジャズ・フェスティバルが開催される。入園料(2.5€)だけで緑に囲まれた中で楽しいジャズを聴けるのだから、パリ市民に人気が高いのは当たり前だ。税金はこんなふうに使ってほしいですよね。前半のプログラムの中から面白いものをピックアップしてみた。後半は次号に。
6日(土)17hは、英国からトランペット奏者、ヤザ・アメッド(写真)のカルテット。彼女の出身地、中東のメロディーやポップを交えたサウンドは心地よい。フリューゲルホーンもうまい。7日 (日)15hは、ギター奏者のサバ・パロタイ。ソロを聴いたことがあるのだが、ジャズの影響が大きいけれどジャンルにとらわれない方向を目指していて、ディテールにこだわる音がなかなかの美しさ。13日(土)17hは、ハードビーバップからエスニックまで器用に吹きまくるサックス奏者、ジュリアン・ルローが、歌手メリサ ・ラヴォーと共演する。ラヴォーは両親がハイチ出身のカナダ人で柔らかなアルト。島の言葉で歌うと雰囲気満点!(真)
Parc Floral de Paris
Adresse : Route de la Pyramide, 75012 Parisアクセス : M°Château de Vincennes