トーキング・ヘッズといえば、1983年のライブを撮った 『Stop Making Sense』が大傑作だ。脚立やスピーカが置いてある楽屋裏のようなステージで、デヴィッド・バーンが一人でギターを弾きながら『Psycho Killer』を歌い、曲ごとに、メンバーが一人ずつ増えて、ステージセットができ上がっていくのがユニーク。全員が揃って『Burning Down The House』をアタックすると、すっかりアフロビート。バーンのボーカルは表情豊かで切れ味もよく、じつにダイナミック。このライブのハート、ビート、ヒートを鮮烈にキャッチしたのは、『羊たちの沈黙』のジョナサン・デミです。(真) Arthaus/DVDで20€前後。