フランス保健相は4月30日「暫定的外出規制解除マップ」を発表した。フィリップ首相が外出制限解除の方針演説で示した、5月11日からの「各地域の状況に合わせた県ごとの外出規制解除」の指標となる。5月7日まで毎日更新され、11日に学校を再開するかどうか、すべての商店の営業再開が可能かどうかなどを判断する指標となる。
外出解除マップは、ふたつの要素をもとに作成される。ひとつは、新規感染者の割合。過去7日間の救急検診で、救急検診全体に対するCovid-19感染の疑いがある人の割合が10%以上は「赤」、6〜10%は「オレンジ」、6%未満は「緑」と評価する。
もうひとつの要素は、緊急治療室の残床数。通常のベッド数が80%〜161%が使われていれば「赤」、60〜80%は「オレンジ」、60%未満なら「緑」。
このふたつの要素を総合評価したのものが「Synthèse 暫定的外出規制解除マップ」(冒頭の地図)。しかしながら、これはあくまでも発表される日の数値であり11日以降の段階的外出規制の解除を決定づけるものではない暫定的なものであることをヴェラン保健相は強調した。