フランス公衆衛生局の集計(3月20日14h)によると、フランスで確認されている感染者数は12612人。死者は450人。5226人が入院中で、そのうち集中治療室にいるのは1297人。1587人が完治して退院している。
最も感染者が多いのは、パリ首都圏(イル・ド・フランス地域圏)、次いで仏東部グラン・テスト地域圏。同地域圏のミュールーズでは、救急病棟のベッド不足が深刻となっており、一昨日は軍のヘリコプターが患者を南西部トゥールーズに搬送。現在、病院の敷地内には軍が野戦病院を準備している。器具や薬品が数日中に届き次第、集中治療が必要な患者を30人収容する。
人員不足も深刻な状況にある。パリで集中治療を受けているのは250人ほど。このまま患者数は増え、ピークは4月から4月中旬に訪れることが見込まれている。市内39の病院を統括するパリ市立病院連合は、3月20日、医師、看護師、筋肉療法士、診療放射線技師などを募集を開始した。フリーダイヤル0805 280 270を設置し、8時〜20時、医学生、退職者など有志(有償)を募集する。
イル・ド・フランス地域圏でも人員を募集している。 https://www.renfort-covid.fr/