毎冬恒例のシャンゼリゼ点灯式。シャンゼリゼ委員会はコロナ禍の今年も、「世界一美しいアヴェニュー」シャンゼリゼの点灯式を決行する。普段なら、多くのカメラや聴衆が見守るなか、フランスの人気映画スターや歌手が点灯ボタンを押す。今年の点灯には、歌手のルアーヌがシャンゼリゼで点灯者に選ばれているが、外出禁止中の今年の点灯式が例年と違うのは、点灯希望者を募集していることだ。
点灯したい人は、 http://illuminations-champs-elysees.com/ で登録。パリ市のサイトによると、登録すると、自分が点灯する電球が1個割り当てられ、そのツリーの住所がメールかFacebookを通じて「あなたの灯りは、シャンゼリゼ大通り68番地です」というように知らされる。外国からでも登録可能だ。点灯に際するメッセージを寄せることもできる。そして、22日の点灯時にボタンを押す。
イルミネーションは11月22日から、2021年の1月6日まで見られる。点灯当日はイルミネーションの瞬間の映像と、点灯参加者のメッセージと、それぞれの出身国などがシャンゼリゼ委員会の公式サイトで中継される。当日見そびれても、イルミネーションの期間中見ることができるから、遠くにいる家族にも点灯やメッセージを見てもらえる。
点灯希望者の申し込みは11月20日まで。またまた波乱の年となった。イルミネーションがいっそう美しく輝いて見えるかもしれない。