近い将来、シャンゼリゼをどんな風にしたいか想像してみよう ー 子どもが描くシャンゼリゼ活性化計画のコンペが開催されている。主催は、パリの都市計画や建築の資料館パヴィヨン・ダルスナル、子どもカルチャー誌「パリ・モーム」、シャンゼリゼ委員会。5歳〜14歳を対象にし、シャンゼリゼの下絵の上に自分の理想のシャンゼリゼを描いて応募するものだ。
「世界で一番美しいアヴェニュー」のハズのシャンゼリゼ。フランス国家の象徴として軍事、大統領就任、サッカーW杯優勝の凱旋行進などが行われ、例年年末のライトアップや新年カウントダウンが報じられる。しかし、一大観光地として商店やホテルは並ぶが、どこか成金的で味気なさも感じられる。パリジャンからはそっぽを向かれ、この通りを歩く人の5%ほどだという。
「歩けば何か素敵なことがある」住民から愛される美しい大通りにするにはどうしたらいいのか。ヴァーチャル展覧会「Champs Elysées, histoire et perspectives」で、17世紀後半から整備が始まったこの通りの歴史やその役割を勉強してから構想を練るのもいいだろう。通りが麦畑になったり、万博の会場となって発明や新技術などが発信される場となったり、17世紀からの大通りの変遷を一目できるビデオなどもある。http://expochampselysees.com/
【応募のしかた】
① シャンゼリゼ大通りの4つの部分の下絵から好きなものをひとつ、プリントアウトするか、自分で描く。
FOND N°1 Place de l’étoile 凱旋門が建つエトワール広場
FOND N°2 Avenue haute 大通りの凱旋門に近い部分
FOND N°3 Les jardins コンコルド広場近くの庭
FOND N°4 Place de la Concorde コンコルド広場
② そこに自分の計画を描く。別の紙に、自分の計画を文字で書く。
③ ②の2点を写真に撮って、メールで送る。宛先は concours@parismomes.fr
④ 賞品はFabulaboxの玩具。建築物を作るキットで、どんどん作れば、街ができる。教育的、環境に配慮したフランス製玩具。https://fabulabox.com/