Céline Frisch, seule avec Bach
チェンバロ奏者バッハの名手

6月16日(土)

 現代を代表するチェンバロ奏者と聞かれると、セリーヌ・フリッシュと答える人が多いにちがいない。1974年マルセイユ生まれ。エクサン・プロヴァンス音楽院のチェンバロ科を首席で卒業し、バーゼル・スコラ・カントルムでアンドレアス・シュタイアーに師事。2000年にバッハのゴールドベルグ変奏曲を録音し、その各パートが生き生きと歌う演奏は彼女ならでは。さらにカフェ・ツィマーマンという室内楽団も立ち上げバッハの数々の協奏曲集を出す。特にチェンバロ協奏曲第1番やブランデンブルク協奏曲第5番は、緊張感に満ちている。

 2015年には、鍵盤奏者にとってのバイブルといわれているバッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻に挑む。高・中・低と各音域の色彩をまれなテクニックで引き出し、豊かなリズム感でよどみなく流れていくフーガの素晴らしさ! 今回のパリ公演では、第2巻からの抜粋を弾く。第1巻以上に音楽的で対位法の極致ともいえる曲が多いだけに、これは聴き逃せません。(真)

6月16日17h。19€/14€ (30歳未満)。
予約は5月26日から。早めに!