香ばしいアーモンドが川魚の味を引き立てる。 2006-11-15 魚料理 0 Truite aux amandes パリの魚屋に年中置いてあるニジマスは養殖ものだから、値段もキロ8ユーロ前後と安いけれど、川魚ならではの匂いとかすかな苦みがあるのがうれしい。その身も柔らかいけれどかたくずれしないから、調理もむずかしくない。4尾買ってこよう。ほとんどのニジマス [...]
アンコウの肝をフランス風に料理してみた。 2006-09-15 魚料理 0 Foie de lotte poele 今年の夏も、ブルターニュ地方、フィニステール県の大西洋沖に浮かぶウエサン島で2週間を過ごした。この島には一軒だけ魚屋がある。漁師の奥さんが、その朝獲れたサバやカニを売っている小さな露店だけれど、その活きの良さには舌を巻く。昨年は安くわけても [...]
夏スズキを焼いて、オリーブ風味のソースで。 2006-08-01 魚料理 0 Filets de bar a la creme d’olive スズキbar(南仏プロヴァンス地方ではその荒々しい性格からオオカミloupと呼ばれている)は、締まった白身、繊細な風味、それに小骨も少ないから、フランス人も大好きな魚だ。魚屋には天然もの(キロ25ユーロ [...]
ウイキョウの香りは、ヒメジに合う。 2006-06-15 魚料理 0 Rouget barbet au fenouil roti ちょっと小さなヒゴイという色と形のヒメジrouget barbet。その締まった白身は繊細な風味を持っていて、大西洋でもとれる魚だが、とりわけ地中海沿岸の国々で愛されている。網焼きにしたり、唐揚げにしたり、香草と一緒にア [...]
ムール貝のソースとパスタはよく合う。 2006-06-01 魚料理 0 Pennes aux moules わが家もパスタ一家。ボンゴレにはちょっと高価なアサリpalourdeが必要だけれど、いつでもどこでも安く手に入るムール貝がたっぷり入ったソースもおいしいものだ。パスタは、スパゲティのようなロングパスタより、フジッリやファルファッレのようなショー [...]
干燻製の魚が入った、カレー風味のごはん。 2006-05-01 魚料理 0 Kedgeree タラ科の魚をおろして燻製にしたアドックhaddockが、美しいオレンジ色の身を見せながら魚屋に並んでいる。1枚がだいたい250グラムから300グラムくらいの重さになるだろう。2枚買ってきて、ケッジェリーと呼ばれるカレー風味のごはんを作ってみよう。ビクトリア朝時代 [...]
フランス人は小ザメを使った料理が大好きだ。 2006-02-01 魚料理 0 Roussette a la marseillaise 魚屋に、頭なしで皮をはがれピンク色の身をさらした魚…〈saumonette〉あるいは〈roussette〉と書いてあるけれど、なんだろう? じつはこれは小さなサメです。値段は安いけれど、味は繊細、小骨もないから子供たちにも喜 [...]
今パリのビストロで人気、サバのリエット。 2005-12-01 魚料理 0 Rillettes de maquereau a la bretonne リエットといえば、主に豚肉をそのラードといっしょに柔らかくなるまで煮てパテ状にした保存食品。ところが、最近パリのビストロで前菜としてよく出てくるのが、豚肉のかわりにサバを使ったリエットだ。 中くらいのサバを [...]
釣りたての魚をクール・ブイヨンで煮る。 2005-09-15 魚料理 0 Lieu jaune poche au court-bouillon 昨年に続いて今年も、ブルターニュ地方の西端、フィニステール県の大西洋沖に浮かぶウエサン島で、2週間のバカンスを過ごした。そこで借りた小さな貸別荘の持ち主は、1960年代に日本まで貨物船で何度か行ったことがあると [...]
大きなカレイを丸ごとオーブンで焼いてみる。 2005-06-15 魚料理 0 Carrelet braise au four 魚屋に、時々、全長50センチ以上、重さ2キロはありそうな大きなカレイcarreletがどんとおいてある。これを逃す手はない。カレイ類は身の割合が少ないから、これで4、5人分だ。うろことハラワタをとってもらって買って帰る。和風に刺身も [...]