安いメルランを使って、グラタンを作ってみよう。 2000-02-15 魚料理 0 Gratin de merlan ブルターニュやノルマンディーで獲れるメルランmerlanは、タラ科にしては小さめの魚で、丸ごとあるいはおろし身の形で、一年中魚屋に並んでいる。値段も安いからどんどん使いたいところだが、身がこわれやすいのが欠点で、鍋にしたりしたら災難、身が粉々にな [...]
スペアリブのビール煮は北国の味がする。 2000-02-01 肉料理 0 Travers de porc a l’ardennaise シュークルート独特の香りを作っているのがジュニエーヴル genierre と呼ばれるネズの実だ。この実が入る料理は、アルデンヌ (フランスとベルギーの国境に接する地方) 風とかリエージュ (ベルギー東部の中 [...]
アンディーヴはおいしくて頼りになる冬野菜だ。 2000-01-15 野菜料理 0 Endives meunières チコリ菜の芽が土をかぶっていたために真っ白になって生えたのを、食べてみたらおいしかった、というのがアンディーヴの始まりらしいが、このアンディーヴがなかったら冬の食卓がすっかりさびしくなってしまうだろう。安い、ビタミンBやCに富んでいる、保存がき [...]
ロシアのクレープ、ブリニスの作り方を復習する。 1999-12-15 野菜料理 0 Blinis ロシアから伝わった厚いクレープがブリニス。フランスでもクリスマスや新年になると、スモークサーモンの脇役として登場することが多い。7年前にこのコーナーで書いたことのあるブリニスのレシピを、復習してみよう。おとうさんがロシア人だったナタリーさんから教わった作り方で、その [...]
干しスモモの甘さを生かしてウサギを煮る。 1999-12-01 肉料理 0 Saute de lapin aux pruneaux なぜか料理のレシピでは鳥volaillesの項に入っていることが多いウサギ、秋が深まるにつれ脂がのってうまくなる。背中の肉がこんもりと盛り上がったものを1羽 (?) 買ってくるのだが、肉屋さんに切り分けてもらいましょう。今回 [...]
マッシュルームのソースでミートローフに舌鼓。 1999-11-15 肉料理 0 Meat loaf オーブンさえあれば安く手のかからない料理がミートローフで、挽き肉がたっぷり入るので子どもたちにも評判がいい。ソースにちょっとだけ手をかけて、大人向きにもなる一品にしてみよう。4人分として牛の挽き肉は500グラムを買ってくる。 まず玉ネギ1個、ニンジン1本、ニン [...]
緑のオリーブと子牛の肉は仲がいい。 1999-11-01 肉料理 0 Daube de veau aux olives vertes 子牛の肉は高くてなかなか手が出ない。 フライやノルマンディー風がおいしいエスカロップなどはキロ100Fもするので、我が家では七面鳥のエスカロップで代用することが多い。幸いtendronと呼ばれる脂身が混じったアバラ [...]
魚とエビのグリーンカレーはココナッツの香り。 1999-10-15 魚料理 0 Curry vert de poisson et crevettes 前号でココナッツミルクのことを書いたら、読者からココナッツミルク風味のカレーの作り方を教えてほしい、というお便りをいただいた。そこで今回は、魚とエビ入りグリーンカレーを作ってみることにした。 中華のスーパーで、 [...]
ココナッツミルクの香りが魚やエビに合う。 1999-10-01 魚料理 0 Fruits de mer à la thaïlandaise タイ料理ではココナッツミルクが大活躍。デザートはもちろん、カレーと組み合わされて肉や魚料理にもたくさん使われている。僕は、魚やエビ、貝などをココナッツミルクで和えたサラダをよく作る。ちょっとピリッとさせても、ココナッ [...]
ブルターニュ地方の海草で燻したソーセージ。 1999-09-15 肉料理 0 Pote aux saucisses de Moliere ブルターニュ地方では浜に打ち上げられるgoémonと呼ばれる海草が収穫されていて、肥料や化粧品の原料になっている。この海草で燻したソーセージは、ルコンケという港町の沖合いに浮かぶモレーヌ島の名産だ。 このソーセージを売っ [...]