マダム・キミのシルバーラウンジ:8月1日号 2015-08-15 シルバーラウンジ 0連載コラム ヴィアジェ年金(Rente viagère)について フランスで18世紀後半につくられたヴィアジェ契約は、世界でもめずらしい。今日の物価高のなか、年金で全てをカバーするのはむずかしくなっている。最近は不動産を遺族に残すよりもビジネスライクにヴィアジェ契約で売却し、豊かな余生を目 [...]
Balibert|アペリティフやお土産にぴったりな食品あれこれ。 2015-08-05 専門店 0 アペリティフ向きのお酒やおつまみは、友人宅を訪問する時の手みやげに気が利いているし、日本へ帰る時のおみやげにも便利だ。そんな食品が豊富に揃うのが、アリスさんとベルトランさん経営のこの店。 おすすめの筆頭はPimençon(14.9€)という名のバスク産のワイン! 甘口の白ワインに [...]
暑い時は、さわやかなパイナップルのデザート。 2015-08-01 デザート 0 八百屋に並ぶパイナップルは、缶詰のものと違って甘味と酸味のバランスがみごと。これで夏らしいデザートを二つ作ってみる。 最初はクレオール風のフルーツサラダです。パイナップルは、両端を切ってから、外側の固いところが残らないように厚めにむく。縦に二つに切り分け、さらに三つに切り分け、 [...]
パルルドの酒蒸し 2015-07-24 魚料理 0連載コラム#RestezChezVous Palourdeというアサリそっくりの貝が、キロ20ユーロ前後で出回っている。そっくりと書いたけれど、このパルルド、1970年頃に養殖用に日本から移入されたアサリなのです。それがブルターニュの海岸一帯で急速に自然繁殖したものが、魚屋で売られているのです。 殻をこじ開けて生で食べ [...]
料理は仕事以上のもの。 2015-07-18 日本人シェフ 0 石田克己さん(52歳) 「僕はリヨンで店をやっていまして」と、パリのとあるレストランのテラスで石田さんに言われたのはずいぶん前、以来気になっていた人だった。フランス料理のきらびやかさ、ヌーヴェル・キュイジーヌの立役者の一人であるシェフ、アラン・シャペルに憧れて、神戸、東京のフレン [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:7月1日号 2015-07-09 シルバーラウンジ 0連載コラム Sさん (71歳)は1968年 、24歳の時、東京の語学学校で教えていたスイス人画家J.J. (当時34歳)と出会う。J.J. はパリ第7大学の日本文学教授になったが2年前に逝去。日スイスのカップル生活45年。彼の数奇な生涯を追ってみたい。 J.J.は自国で装飾美術を学び、結婚 [...]
Mercatienda Latina|飾り気のなさが本場らしい、中南米の食材がぎっしり! 2015-07-04 専門店 0 古き良きフランスの食材店が軒を並べるマルティール通りのすぐ近くにある色鮮やかなお店。オーナーはコロンビア人だが、Latinaという店名、そしてずらりと並んだラテンアメリカ諸国の国旗が示すように、中南米の食材が所狭しと店内を埋め尽くしている。インテリアになんて気を配らず、店の飾りは [...]
安くてうまいサバを、シードルで煮てみた。 2015-07-04 魚料理 0連載コラム#RestezChezVous 前号では、子羊の肩肉をシードルで煮込んだが、今回はサバのシードル風味です。このレシピは、もうだいぶ前にディエップの近くに別荘を持っていた友人に教わったものだが、今でもわが家の食卓によく登場する。 このレシピには、中くらいの、ほどほどに脂ののったサバが向いている。頭をとってはらわ [...]
料理で自分を表現する。 2015-06-25 日本人シェフ 0 佐藤伸一さん(37歳) 佐藤さんにとっての料理は、コンプレックスを克服するなかで勝ち得た、自分を守る武器であり、自信だとも言える。帯広に生まれ、札幌で料理を学び、就職、転職の後、縁あってパリ郊外のレストランへ働きに行ったのはいいけれど、佐藤さんがイメージしていたフランス料理はそこ [...]