les Forbans de la nuit (Night and City) 2005-11-01 舞台・映画 0 何者かに追われ、夜の闇を切り裂き走り抜けるハリー(リチャード・ウィドマーク)。モノクロの街を冷淡に切り取る、フリッツ・ラングにも引けをとらない確信に満ちた冒頭のカメラワークだけで、一気に映画に引き込まれる。自分を案じてくれる心優しい恋人もいるのに、一攫千金を夢見て、レスリングの [...]
イノセントであることの罪。 »L’Enfant » 2005-10-15 舞台・映画 0 本年度カンヌ映画祭監督賞のミヒャエル・ハネケ『Cache』に続いて、いよいよパルムドール受賞作、ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌの『L’Enfant』が封切られる。どちらもさすがに重厚な作品で、観客を客観者として甘やかしてはくれない。まあ平たく言えば「考えさせ [...]
新生シネマテーク 2005-10-01 舞台・映画 0 9月28日、ベルシーに新生シネマテークが難産の末ようやく誕生した。国がシネマテークと映像資料館を統括した映画センターを計画してから20年あまり。内部分裂がささやかれたり、ライバルのフォーラム・デ・ジマージュにお株を奪われたりと低空飛行気味だった元祖シネマテーク。この移転を機会に [...]
ビル・マーレイの無表情… »Broken Flowers » 2005-09-15 舞台・映画 0 夏休みが終わると週に10本以上の映画が封切られる。何を観ようか? と19スクリーンもあるシネコンの前にたたずむ。ぶすっとした無表情のビル・マーレイに惹かれて『Broken Flowers』へ。もち監督は一世を風靡したアメリカン・インディーズの旗手ジム・ジャームッシュだし、今年の [...]
ドイツ映画今昔 2005-09-01 舞台・映画 0 第二次大戦前にF・ラング(『メトロポリス』)やG・W・パブスト(『パンドラの箱』)、G・W・ムルナウ(『吸血鬼ノスフェラトゥ』)などの巨匠を生んだドイツ映画界がヒトラー政権、東西分裂後を経て、再び活気を取り戻すのは、1960年代末期のこと。ニュー・ジャーマン・シネマという新しい [...]
『電車男』は、作品というより製品という感じが日本的。 2005-08-01 舞台・映画 0 7月21日@新宿文化シネマ『電車男』を「お立ち見」で観る。今日から夏休みとはいえ、公開(6/4)1カ月半も経っているのに大変な人気だ。 事の起こりは、インターネット上の匿名掲示板「2ちゃんねる」であった。アキバ系(秋葉原に通って、PC機器、アニメ、フィギュアなどを収集する)ヲ [...]
Douches froides 2005-07-01 舞台・映画 0 柔道部のキャプテンで、彼女(肉感的なサロメ・ステヴナン)ともアツアツで、学校の成績はまあまあ、唯一の悩みは両親の仲が悪いこと、という高校生ミカエル(ヨアン・リベロー)が主人公。柔道部の新入生クレモンの存在が、ミカエルの生活そして人生を少しずつ変えていく。『突然炎のごとく』に少し似 [...]
ロマン・デュリスが好演。 « Les Poupees russes » 2005-06-15 舞台・映画 0 なぜか世界的にちょっと人気があった『スパニッシュ・アパートメント』から3年、セドリック・クラピッシュが、あのバルセロナのアパートをシェアしていたヨーロッパ各地からの留学生たちの5年後を描く『ロシアン・ドールズ / Les Poupees russes』。といっても物語はグザヴィ [...]
Lemming 2005-06-01 舞台・映画 0 ドミニク・モル監督5年ぶりの新作は、やはり微量のコメディーを加味した巻き込まれ型スリラー。愛する妻とやりがいのある仕事を持つエンジニア、アラン。ある時、ハムスター似の小動物“レミング”が水道管に入り込んでいるのを発見する。同時に、一度会ったきりの上司の妻が、レミングさながら彼の [...]
ストーリーだけが映画じゃないが…。 « L’Intrus », « Imposture » 2005-05-15 舞台・映画 0 クレール・ドゥニの『L’Intrus/侵入者』は、実際に心臓移植を受けた小説家・哲学者ジャン=リュック・ナンシーの同名小説からインスピレーションを得た作品。ゴダールの『小さな兵隊』に主演したミシェル・シュボールの70歳の肉体と、それを撮るアニエス・ゴダールのカメラが [...]