女性にエールを送っている。 2014-12-02 舞台・映画 0 女の本音を女性監督が描く映画が最近目立つ。みなコメディで表皮を脱ぎ捨てた自分を笑い飛ばす集団劇仕立て。春に観たモナ・アシャシュ監督の『Les Gazelles』は、14年の結婚生活に疑問を抱いた三十路の女性の独立を激励する女友だち一団の快活な策略戦。夏に観たオードレイ・ダナ監督 [...]
ドン・ジュアンは何におびえているのだろう 2014-12-01 舞台・映画 0 Dom Juan ou le Festin de pierre その名を聞けば多くの人がプレイボーイをイメージする、スペイン生まれの伝説上の放蕩児ドン・ファンは、イタリア語ではドン・ジョヴァンニ、フランス語ではドン・ジュアンと呼ばれ、モーツァルトが書いたオペラしかり、このモリエ [...]
ボンドガール 2014-11-19 舞台・映画 0 2013年カンヌ国際映画祭のパルムドール受賞作『アデル、ブルーは熱い色』に主演したレア・セドゥが、2015年秋公開を目指している次回の『Bond 24(仮題)』のボンドガールに。監督のサム・メンデスは『アデル、ブルーは熱い色』での演技に魅了されたという。セドゥ自身は、カンヌ受賞 [...]
Céline Sciamma (1978-) 2014-11-10 舞台・映画 0 3作目の長編映画『Bande de filles』が公開中のセリーヌ・シアマ。現在最も実力のある仏人女性監督の一人だ。カンヌ映画祭の監督週間でオープニングを飾った本作は、禁止だらけのうっ屈した日常から抜け出そうともがく、エネルギーに満ちた黒人娘たちが主人公。シアマによる「郊外の [...]
十字架の道行き 2014-11-08 舞台・映画 0 ●Chemin de croix 教会には「十字架の道行き」と称される、イエスの受難が描かれた絵画やレリーフが飾られることがある。本作は、キリスト教原理主義者の少女の人生を、14のシークエンスで紡いでみせた映画版「十字架の道行き」だ。神の子として生き、死ぬことを望む少女マリアを [...]
ラストシーンにつながる大切な意味 2014-11-02 舞台・映画 0 『Quatre minutes』 ピアノを介した世代の違う二人の女性の交流と友情。「4分間」という題名にはラストシーンにつながる大切な意味が含まれている。 [...]
Vincent Lacoste (1993-) 2014-10-06 舞台・映画 0 父は法学者、母は医者の助手。14歳の時に街頭キャスティングの網に引っかかったヴァンサン・ラコストは、BD作家リアッド•サトゥッフの監督作『Les Beaux Gosses』(09) に主演。不器用でモテない脱力系高校生役でセザール新人賞候補に。「自分が面白いという意識はない。真 [...]
御覧あれ、でも触らないで ! 2014-10-04 舞台・映画 0 © Emmanuel Laurent 19世紀に生まれた詩人、小説家、劇作家のテオフィル・ゴーチエは ロマン派の先頭にたって活躍した人物である。日本に知られる作品としてはバレエ劇の「ジゼル」、小説では「キャプテン・フラカス」などがある。大成功をおさめた「キ [...]