流行りの「女性応援映画」で満足しない。『Une fille facile』 2019-09-04 舞台・映画 0 「新時代のブリジット・バルドー」と称されるザイア・ドゥアールはアルジェリア出身のモデル。17歳だった2010年、サッカー仏代表選手への売春を報じられメディアの餌食になった。だが本人は女優業やデザイナー業に進出しマイペースを貫く。そんな彼女に親近感を抱くレベッカ・ズロトヴスキ監督は [...]
映画『HALTE』−描かれるのはモラルと真実の死 2019-08-02 舞台・映画 0 「産業に押し付けられた尺(時間)の強制は追い払うべき」と涼しい顔で言い放ち、10時間前後の映画を連発してきたフィリピンの鬼才ラブ・ディアス監督。でも安心してください、今回は4時間34分。前作『悪魔の季節』(約4時間)の時と同様に、映画ライターの間では「最近はディアスもよく短編を撮 [...]
満場一致の芸術はつまらない。 伊モダンホラーの鬼才 ダリオ・アルジェント。 2019-07-18 舞台・映画 0日曜営業 監督デビューからまもなく半世紀、伊モダンホラーの鬼才ダリオ・アルジェント。仏西部の港町ラ・ロシェル映画祭 Festival La Rochelle Cinéma(2019年7月上旬に開催)では名誉ゲストに選ばれ、初期9作品を一挙上映したばかり。これが快作・傑作ばかりで、初長編『歓 [...]
夏はヴァンセンヌの森でジャズ三昧。Paris Jazz Festival 2019-07-10 舞台・映画 0日曜営業夜のパリ 今年も7月6日から28日までの土日、ヴァンセンヌの森のParc Floralでパリ・ジャズ・フェスティバルが開催される。入園料(2.5€)だけで緑に囲まれた中で楽しいジャズを聴けるのだから、パリ市民に人気が高いのは当たり前だ。税金はこんなふうに使ってほしいですよね。前半のプログラ [...]
ルーブル美術館の中庭で、屋外シネマ(要予約)! 2019-07-09 舞台・映画 0日曜営業夜のパリ ルーブル美術館の中庭で屋外シネマ。ルーブルをテーマ/舞台にした映画作品(『王妃マルゴ』、『ダ・ヴィンチ・コード』)や、ルーブルに展示されている作品が登場する映画(『ミッション・クレオパトラ』)を無料で鑑賞できる。 上映の晩は、19時からピラミッドの広場がフードコートに。バーガー、 [...]
1750様限定、シャンゼリゼ屋外シネマ! 2019-06-24 舞台・映画 0 さて、暑くなってきて、いよいよ屋外上映会の季節です。7月7日はなんと、シャンゼリゼ大通りが封鎖され、歩行者天国ならぬ、シネマ天国になるというイベント”Un dimanche au cinéma” 。今年で2回目です。夜20hから。 座席数は1750しかないので、応募者 [...]
スコセッシより45年早い篠田版『沈黙』(1971)、フランス劇場公開。 2019-06-21 舞台・映画 0読者プレゼント 2016年に公開されたマーティン・スコセッシ監督による『沈黙 - サイレンス -』に先立つこと45年、1971年に公開された篠田正浩監督の『沈黙』がフランスで今週公開になった。 [...]
4DXとDolby Cinemaで話題作を観賞。 2019-06-18 舞台・映画 0日曜営業夜のパリ 臨場感を追求した体験型上映システム4DX。バンコク、LA、ロンドンに続き、パリ上陸は2017年3月のこと。国内初の4DX映画館は19区ラ・ヴィレットのPathéだった。現在は国内30館以上で体験可能だ。 筆者も子供にせがまれ一緒に行くことに。見たのはマイケル・ドハティ監督の『 [...]
Gluck “Iphigénie en Tauride”オペラ『トーリードのイフィジェニー』 2019-06-17 舞台・映画 0日曜営業夜のパリ グルックといえば、オペラ『オルフェオとエウリディーチェ』が名高いが、同じくギリシャ悲劇をもとにした『トーリードのイフィジェニー』は1779年に初演された遺作ともいえ、『オルフェオ』に劣らない名作だ。 [...]
Champs-Elyéees Film Festival 2019-06-16 舞台・映画 0日曜営業夜のパリ 6月18日(火)〜25日(火) 第8回シャンゼリゼ映画祭。仏米の独立系映画を集めた一般向け映画祭。シャンゼリゼの映画館5館で。今年はジェフ・ゴールドブラム、カイル・マクラクラン、クリストファー・ウォーケンなどのマスタークラスも。 [...]