【シネマ】理解されない巨匠の遊び心。アスガー・ファルハディ『Histoires parallèles』。 2026-06-01 舞台・映画 0 先のカンヌ映画祭でコンペティション部門に選出された一本。監督はカンヌの常連で、『英雄の証明』はグランプリ、『セールスマン』は脚本賞と、高確率で受賞も果たしてきたアスガー・ファルハディだ。近年は外国映画も手がけるイランの巨匠だが、本作ではフランスの有名俳優を贅沢に起用。主な舞台は [...]
2026年 カンヌ映画祭だより ② クリスティアン・ムンジウ監督が2度目の最高賞、岡本多緒が日本人初の女優賞に。 2026-05-24 パリで遊ぶ舞台・映画 0 12日間の映画マラソンを終え、第79回カンヌ映画祭は無事に閉幕へ。期間中、フランスでは新メディア王と言える保守実業家ヴァンサン・ボロレの名が報道で飛び交っていた。ボロレによるCanal+の支配への抗議として映画人が公開レターに署名したことで、カンヌでも映画でCanal+のロゴが [...]
2026年 カンヌ映画祭だより ①深田晃司監督『ナギダイアリー』会見 - 避けては通れないA I問題 2026-05-15 パリで遊ぶ舞台・映画 0カンヌ映画祭 快晴の空のもと、第79回カンヌ国際映画祭が無事に開幕した。今年は日本映画が例年以上にエントリー。コンペ作品に3本が選出されたのは、25年ぶりの快挙となった。 全22本のコンペ作品の上映が始まる13日、トップバッターとして颯爽と登場したのが、カンヌの常連、深田晃司監督の『ナギダイ [...]
【シネマ】亡き父への屈折したオマージュ『Sukkwan Island』 2026-04-29 舞台・映画 0 原作はアメリカ人作家デイヴィッド・ヴァンによる同名小説。亡き父についての記憶から物語を発展させた半自伝的小説だ。ヨーロッパでは最初にフランスで評価され、権威あるメディシス賞外国小説賞を受賞。2021年のウーゴ・ビアンヴニュによるコミック化の成功を経て、この度、フランス人監督ウラ [...]
【シネマ】ロヒンギャの存在を可視化『Les Fleurs dumanguier(マンゴーの花)』藤元明緒監督インタビュー。 2026-04-21 パリで遊ぶ舞台・映画 0 第82回ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門に登場し、審査員特別賞をはじめ三冠に輝いた映画『LOSTLAND/ロストランド』。フランスでは『Les Fleurs du manguier(マンゴーの花)』のタイトルに決まり、この春、日本とフランスで同時期に劇場公開となる。 主人公 [...]
【cinéma】『La Fille du Konbini / 朝がくるとむなしくなる』 2026-04-13 パリで遊ぶ舞台・映画 0 郊外と思しき町の橋の上。「たとえ私一人いなくなって、世界は回っていくわけで……」。何かに疲れた20代女性の、どこか諦めと悟りの境地に近い心のつぶやきからドラマは動き出す。主人公の希(唐田えりか)は、日々、コンビニ店員としてレジに立っている。お金を投げるような横柄な客は絶えないし [...]
第79回カンヌ映画祭は日本勢に存在感。 2026-04-10 舞台・映画 0 4月9日(木)、カンヌ映画祭の約一ヶ月前に行われる恒例のラインナップ発表記者会見が開かれた。今年は初めて、オペラ座近くにある高級志向の映画館パテ・パラスが会場に。 会見の冒頭、イリス・ノブロック会長は、不穏なニュースが流れる不確実な現代において、映画について語ることの意義につ [...]
【シネマ】映画そのものを「亡命」させた力作 Yellow Letters。 2026-03-31 舞台・映画 0 心理サスペンスの傑作『ありふれた教室』(2023年)が世界的な評価を受けたトルコ系ドイツ人、イルケル・チャタク監督の長編第5作。先のベルリン国際映画祭ではダークホース的に金熊賞に輝いた。「映画と政治は別」発言の切り取りから論争の的となった審査委員長のヴィム・ヴェンダースが、コン [...]
【シネマ】3月のパリ・映画祭情報 2026-03-09 舞台・映画 0 Festival de la Cinémathèque 80年代に頂点を極めた米映画人に注目。角川映画も。 南京虫騒ぎで、約1ヵ月上映室を閉ざしたシネマテーク・フランセーズ。1月上旬に再開し、今は虫も駆除され安心して映画が見られるように。 3月11日から15日まで開催の《第1 [...]
第51回セザール賞 カリーヌ・タルデュー監督の感動作『L’Attachement』が作品賞。 2026-02-28 舞台・映画 0 恒例のフランス映画の祭典、セザール賞は第51回目に。会場のオランピアには、パリ市議会選に専念するため辞任したラシダ・ダティに代わり、2時間前に任命されたばかりのヴェルサイユ宮殿前総裁カトリーヌ・ペガール新文化相の姿があった。 進行役は俳優バンジャマン・ラヴェルネ。名誉賞が贈ら [...]