ケフィエはパレスチナ「抵抗」の象徴。 2001-06-01 ストリートスナップ 0 パレスチナとイスラエルの衝突が激化している。黒い刺繍の入ったスカーフを被ったパレスチナ解放機構PLOのアラファト議長や活動家たちの姿が、毎日のように報道されている。アラファト議長がパリを訪問した5月23日の翌日は、レバノン南部からイスラエル軍が撤退して、ちょうど一年目だったこと [...]
カメレオン化への挑戦‐カムフラージュ柄‐ 2001-05-01 ストリートスナップ 0 生産過剰で、たくさん売れ残ってしまうのではないか?と、余計な心配をしたくなるほど、今年の春・夏物は迷彩柄が多い。これだけ多くのカムフラージュ柄の服を、着る人がいるのだろうか? 洋服屋にも、鞄屋にも、雑誌を開けばそこにも溢れている。ファッションだからただ楽しめばいい、とは思うのだ [...]
クリストフ・ロバン (職業:コロリスト) 2001-04-01 ストリートスナップ 0 家の洗面所で、誰でも髪染めができるような製品が開発されたのは、1931年、アメリカでのことだそうだ。50年代前半に「ライフ」誌は、髪を染めるアメリカ人は約1000万人、57年には「ルック」誌が、5500万人という数字を発表している。 しかし60年代になっても社会はヘアカラーに [...]
ノマドたちの服がどんどん増えている。 2001-03-01 ストリートスナップ 0 Alain Mikliのカタログから 現代人の「ノマド (放浪) 化」が謳われて久しい。電話やコンピューターを携帯して〈完全装備〉し、家やオフィスに縛られずどんどん自由に放浪しながら、路上でも車中でも飛行機のなかでもバリバリと仕事をこなしてしまう・・・人が、実際にどれだけいるか [...]
旬のオランダ・モードを間近に見られる。 2001-02-01 ストリートスナップ 0 ここ数年来、オランダのファッションデザイナーが際立った活躍をしているが、この国にはファッションへの「無関心」という伝統があるそうだ。ユトレヒト・セントラルミュージアムのファッション・キュレーターは、この伝統は17世紀にまで遡ると考える。当時オランダでは権力は地方に分散され、国王 [...]
メード・イン・シャラン 2000-12-01 ストリートスナップ 0 定番シャランテーズ。内側のウールのフワフワが暖かい。日本の通販では大人気で年に14万足を出荷する。 約半世紀前のシャランテーズ。踵とつま先に革が当てられ底も革製。工員さんなどは通勤・作業靴としても利用したという。この後、1980年代になってようやくcharentaisesの語が辞 [...]
漢字氾濫。 2000-11-01 ストリートスナップ 0 ラップシンガーのモハメッド・ディア君。パリ郊外の町、サルセル出身のマリ人で26歳。ラコステのワニマークを自分の洋服にくっつけてワニブランドにしてしまうような洋服大好き少年だった彼だが、2年前から自分のブランドを持つようになった。 リーバイスをフランスで最初に販売 [...]
パリにも広めたい鳶ズボン。職人着のこだわり、いま、むかし。 2000-10-01 ストリートスナップ 0 近ごろの日本の工事・建設現場は華やかだ。工夫さんたちがバイオレット、ピンクなど鮮やかな色や、迷彩柄のズボンなどを着ている。若い鳶職人を抱える「鳶七建設」へ行ってみた。 鳶職人は、昔は伸縮性のない股引をはいていた。これは将軍吉宗が町火消しを設けた時に定められたものだそうで、現在 [...]
人気クラブの秘密は入場者選別にあり? 2000-08-01 ストリートスナップ 0 土曜の晩、メトロ9番線。Mairie de Montreuil 行きの終電に、着飾った若いアフリカ人が次から次へと乗ってくる。窓に映る自分の姿を見て髪を撫でつけたり、友人ふたりが互いにチェックしあったり。終点に着く頃は車両がほぼ満席だ。《ネルソン》に行くのかな?と思ったらそうだっ [...]
CEW協会 : 病院内で無料エステ・サービスを。 2000-07-01 ストリートスナップ 0 1986年からエステティシャンとして仕事をしているドミニクさん。月曜日のきょうは、パリ郊外ヴィルジュイーフにあるギュスタヴ・ルッシー病院での仕事だ。この病院の中にはエステティック・サロンがあるので、がん治療のために入院している患者さんをそこに迎え、無料でフェイスマッサージから始 [...]