ダニエル・ビュラン展 Le Musée qui n’existait pas 2002-08-01 アート 0 ポンピドゥセンターが地下から最上階まで、ダニエル・ビュラン(1938-)一色になってしまった。センター外壁の縞模様のダリアの写真や、エントランスのストライプの旗は、まるでここでは初のビュランの個展を喜んでいるかのようだ。 6階メインの展示スペースには、各30m2で70の小部屋 [...]
(南)が推薦する8月のシャンソン。 2002-08-01 シャンソン 0 ★★★ Vanina Michel かつて、ジャック・プレヴェールの作品を取り上げた代表的歌手といえば、無名だったプレヴェールを世に送りだしたM・オズワルドにはじまり、A・カプリ、G・モンテロ、C・ソヴァージュ、J・グレコ、C・ヴォケール、Y・モンタン、ムルージ、ジャック兄弟& [...]
アフリカ彫刻の秘密。 “Afrique secrete” 2002-07-01 アート 0 私たちの多くは、美しいアフリカ彫刻に強烈に惹き付けられているにもかかわらず、その役割や意味などほとんど知らずに通り過ぎている。実はアフリカ彫刻のほとんどは、儀式のためにつくられている。 コンゴのンベベ族は村が滅びないように、首長が亡くなるとその爪を抜く。爪は過去に亡くなった王 [...]
(南)が推薦する7月のシャンソン。 2002-07-01 シャンソン 0 ●18e Francofolies (7/12-17) 大西洋岸の港町ラ・ロシェルで開催されるシャンソン・フェスティバル〈フランコフォリー〉は、最近では、カナダのケベック州のような仏語圏からだけでなく、日本からもファンたちがやってくるほど国際的になった。 主な出演歌手は次の通り [...]
「現在」の中で「現在」を思考する。 2002-06-15 本 0 ●Alain Finkielkraut〈L’Imparfait du present〉 ソレルスやレジス・ドブレ、ベルナール・アンリ・レヴィに比べ、日本ではあまり知られていない現代フランス哲学者、アラン・フィンケルクロート。1949年パリ生まれ、強制収容所に入れられ [...]
ウィリアム・クライン “PARIS+KLEIN” 2002-06-01 アート 0 パリ 途切れない 騒音 そこかしこで 聞こえる 喧騒 動くものの音 色の出す音 動いている パリの色 白 黒 黄 赤 青—白—赤 緑—白—赤 赤—黄 黄金 そしてまた 白 そして 黒 音 やって来る 様々な音 響く [...]
(南)が推薦する6月のシャンソン。 2002-06-01 シャンソン 0 ★★★Gilles Servat 3月にスタッド・ド・フランスで行われた “Nuits Celtiques” は、今年も2日間で9万人の入場者を記録。ダン=アル・ブラーズやアラン・ステヴェル、ミオセックらと共に出演し、ファンを熱狂させたベテラン歌手ジル・ [...]
(南)が推薦する5月のシャンソン。 2002-05-01 シャンソン 0 先月のジュリエットの公演に続き、今月もカジノ・ド・パリのプログラムが楽しめます。 ★★★Alain Souchon 人気歌手のローラン・ヴールズィとコンビを組んで「ジャメ・コンタン」や「アロー・ママン・ボボ」など多くのヒットを放ったアラン・スーションの歌には美しい言葉がいっぱ [...]
抽象絵画への道。 Mondrian de 1892 a 1914 Les Chemins de l’abstraction 2002-05-01 アート 0 アーティストが、未知の独自のスタイルを見つけるため、試行錯誤している時期の作品は刺激的だ。そこには惑い、ためらい、失敗と発見がある。また、彼の中に育ち続けるであろう芽が見える。 この展覧会は、20世紀の偉大な抽象画家の一人、オランダ人ピート・モンドリアン(1872-1944) [...]
「 La vérite est ailleurs/真実はそこにある」 “L’Effroyable imposture” 2002-04-15 本 0 9・11事件は、衝撃的な映像が繰り返し流され、様々な専門家や知識人の分析と解説が反復されるだけで、公開される情報や細部の情報は少なく、単一的という、現代の情報化社会においては特異なケースである。そうした中、9・11事件から半年たった3月11日に出版された本書は逆に、その事件を取 [...]