(南)が推薦する7月のシャンソン。

●18e Francofolies (7/12-17)
 大西洋岸の港町ラ・ロシェルで開催されるシャンソン・フェスティバル〈フランコフォリー〉は、最近では、カナダのケベック州のような仏語圏からだけでなく、日本からもファンたちがやってくるほど国際的になった。
主な出演歌手は次の通り。
12日:アンリ・サルヴァドール。元テニスの覇者ヤニック・ノア。ベルナール・ラヴィリエ。仏産ワールド・ミュージックのデゾリエンタル。ディケース。
13日:ザイール出身ロクア・カンザ。ダンス音楽のセルジャン・ガルシア。ジュリエット。パダム。懐メロ歌手クリストフ。新人のヴァンサン・ドレルム。
14日:チェロを演奏し熱唱するケベックのジョラーヌ。ルイ・シェディッド。
15日:ジャマイカのヴァーニング・スペアーによるレゲエ。ベルギーのマルカ。新人のベナバールとサンセヴェリノ。
16日:仏ロック界の首領ノワール・デズィール。ケケの女王ブリジット・フォンテーヌ。新人のベルトラン・ルイ。
17日:ミオセック。ヤン・ティエルセン。ライの王子様シェブ・マミ。初CDが評判の5人組リュク。ドミニク・A。
*ラ・ロシェルは、モンパルナスからTGVで3時間半。往復101.20

*Francofolies: 6 rue “La Desiree”

17042 La Rochelle 05.4650.5577

www. francofolies.fr

*L’ Office du Tourisme 05.4641.1468

●”Thank you Ferre”

 7月14日は、レオ・フェレのファンやアナーキストたちにとって仏革命記念日のお祭り騒ぎなんてどうでもいい。そろって、9回目を数えるレオ・フェレ追悼コンサートへ。主な出演者は、アラン・オーランシュ。アラン・ルプレストらに、3年前の公演で大喝采を浴びた日本の友部裕子が今年も台風の目になりそうです。
14日/20h 25€/前売り券20

*Trianon: 80 Bd Rochechouart 18e
予約はThank you Ferre 01.5336.761

●友部裕子 “レオ・フェレ、バルバラ、

B・ブレヒト&K・ワイルを歌う”

 NHKテレビ音楽番組「ベル・エポックの時代」で美輪明宏と共に放映されて話題になった日本の実力派シャンソン歌手、友部裕子の洗練された選曲、豊かな声と優雅なステージは仏のシャンソン歌手たちが脱帽してしまうほど見事です。
16日/20h30 12.50€
*Forum Leo Ferre11 rue Barbes

94200 Ivry sur Seine 01.4672.6468
●Tetes Raides

 人気グループのテット・レッドが長期公演。トロンボーンやチューバなど様々な楽器を演奏しながら歌う、彼らの楽しい飛び切り贅沢なステージを見なくては。
7月5日~8月3日/20h30 25.30€

*Bouffes du Nord: 37bis bd de la

Chapelle 10e 01.4607.3450


Noir desir


●パリ・ジャズ祭
 夏の週末の午後、広々とした公園の、大きな吊り屋根の下で、ジャズのスターたちの演奏に耳を傾ける、といったらヴァンセンヌの森にあるParc Floralでのパリ・ジャズ祭。入園料1.5ロを払えばコンサートは無料ということもあって、最近はすごい人気。いい席をとろうと思ったら、かなり早めに駆けつけなければならない。それに最近はスター主義に傾き、新しいミュージシャンに出会う楽しみも減った。夏でも開いているパリのジャズクラブから「営業妨害だ」という声も上がるようになった。とはいえ、天気がよかったらつい足を運んでしまいそうな7月のおすすめプログラム。
 味のあるテナーサックスを聴かせてくれるジョー・ロヴァーノ+ギターのジョン・スコフィールド+ベースのデイヴ・ホランド+ドラムスのアル・フォスター(6日/16h30)、ハービー・ハンコック+サックスのマイケル・ブレッカー+トランペットのロイ・ハーグローヴ他(7日/16h30)、新進トランペッター、エリック・トリュフディーディー・ブリッジウォーターがクルト・ワイルを歌う(14日/16h30)、ドラマー、アルド・ロマーノが率いるバンドによるシドニー・ベシェ集(20日/16h30)、70歳を越えたコンガ奏者、レイ・バレットとニュー・ワールド・スピリット(27日/16h30)…。マイルスのバックで踊っているようなベースを弾いていたマーカス・ミラー(28日/16h30)。
●Africando
  アフリカのリズムが、奴隷として売られたアフリカ人と一緒にカリブ海に伝わり、それがサルサの元になり、そのサルサが50年代に西アフリカに先祖帰りして大当たりし、ザイールやセネガルなどのダンス音楽に大きな影響を与えた。そして、今世界で一番ノリのいいサルサバンドはアフリカンド。プエルトリコの名プレイヤーも混じったごきげんなバンドをバックに、ソウルフルな声を持ったアフリカのシンガーが歌うサルサは、熱くてヤケドしそう!
24日、25日/21h30 22
(Fnac他で前売り中)
*New Morning : 7-9 rue des Petites –
Ecuries 10e 01.4523.5141

J・ロヴァーノ