避けては通れない漫画3作品 2013-01-21 本 0こども向け Ed. Tonkam 9.35 € 現在、フランスにおけるマンガの売り上げでは、尾田栄一郎の『ワンピース』、真島ヒロの『FAIRY TAIL』、岸本斉史の『NARUTO』などが上位を占めている。またフランスの芸術家の間でもファンが多い谷口ジローは、芸術文化勲章〈シ [...]
実力派の美人歌手 2012-12-03 シャンソン 0 ノルウェン・ルロワは、新人歌手登竜門で人気のTV番組〈スター・アカデミー〉の第2回コンテストで優勝してデビュー以来、フレンチポップス界に君臨してきた実力派の美人歌手。2012年12月にリリースした『Bretonne』が、昨年以来、フランスで大ヒットした。 このCDでは、彼女が [...]
スーティン、混沌の中の秩序。 2012-12-01 アート 0 小粒ながらおすすめしたいのが、オランジュリー美術館で開催中のスーティン展だ。あちこちで少しずつ見てきて、いまさらスーティンなんぞ、と思っていたが、このようにテーマ別にまとまって展示されたものを見ると、彼の天才性に改めて衝撃を受ける。 ハイム・スーティン (1893-1943) [...]
新人歌手ヤン・ドニがうたう20世紀のランボー 2012-11-02 シャンソン 0 昨年、アラン・ルプレストのアルバム『氷山が溶けてしまう時』が日本でも発売され、シャンソンファンの間で彼の人気が急速に高まる最中、20世紀のランボーと呼ばれた、この偉大な酔どれの歌手・詩人・作家は57歳の若さで自ら命を絶った。ガンに冒され、死の淵(ふち)をさまよいながらもシャンソ [...]
不思議な光の効果…。 2012-10-31 アート 0 エドワード・ホッパー(1882-1967)のフランス初の大回顧展だ。ほとんどの作品がアメリカの美術館からの貸し出しで、フランスでこれほど多くのホッパーが見られることはまずない。この秋、パリ美術界の最大の収穫である。どのようにしてホッパー独自の作風にたどりつき、「ホッパーになった [...]
ソープ&スキン(アンニャ・プラシュク) 2012-10-10 音楽 0 Soap&Skin ソープ&スキン(アンニャ・プラシュク)はまだ22歳。新CD『Narrow』は、3年前の処女作『Lovetune for Vacuum』で、ビヨーク以来の天才の誕生とうならせてくれた期待を、さらに確かなものにした。思春期から心深く押しやられてき [...]
ケベックを代表するロベール・シャルルボワ 2012-10-08 シャンソン 0 フランスでも評価の高い、ケベックを代表する自作自演歌手のロベール・シャルルボワ。久しぶりのパリ公演だが、いつものようにピアノの弾き語りで歌うエネルギッシュな舞台が期待できそうだ。70年代初頭に自作の『リンドバーグ』などで衝撃的なデビューを果たしてから今日に至るまで、英語圏、仏語 [...]
肖像画が素晴らしい。 2012-10-03 アート 0 ベルギー王立美術館に所蔵されているバロック期のフランドルの主要な画家たちを網羅した展覧会だ。小ぢんまりしているが、面白い作品がいくつかある。歴史画、肖像画、風俗画、風景画、静物画と、ジャンル別に展示してある。中でも素晴らしいのが肖像画だ。 ルーベンスとコルネリス・フォン・フ [...]
『影の部分』秦早穂子著 2012-09-08 本 0 映画『勝手にしやがれ』の邦題の名付け親で、現在もジャーナリストとして健筆をふるう秦早穂子氏の自伝的小説。ヌーヴェル・ヴァーグの息吹を間近で感じた数少ない日本人による第一級の映画資料でもある。 「舟子」こと幼少期の「私」と、20代で単身パリに渡り、映画業界に身を置く「私」が、交互に [...]
芸術のごろつき団。 2012-08-30 アート 0 モンマルトルにあるアール・ブリュットの美術館が、イギリスのアウトサイダー・アート、大好評だった日本のアール・ブリュットに続き、19世紀後半から現代に至るイタリアのアール・ブリュットと民衆芸術展を企画した。 正規の美術教育を受けなかった人が、世間から認知されることを考えずに自発 [...]