イェスパー・クリスチャンセン「時間と絵とノタ・ベーネ(注意書き)」 2022-07-15 アート 0 Jesper Christiansen Temps, peintures et nota bene 物価上昇が止まらない今日、無料で入れる美術館があるのはありがたい。その一つが、シャンゼリゼにあるデンマーク文化センターMaison du Danemarkの現代美術館 [...]
N・ボーメール著『酒 日本に独特なもの』〜 フランス人地理学者が歩いて、見て、聞いた酒造りと飲み方。 2022-06-03 ワイン以外のお酒本ワインの知識 0 日本酒とワインの共通点を聞かれた何と答えますか?醸造酒であること、食事をしながら飲むアルコール飲料であること、産地のテロワールにこだわること。 では相違点は?原料が米かブドウか、温めて飲むことができるかできないか、ほぼ日本国内でしか造られていないか世界各地で造られているか。 [...]
Arno 追悼 – 最後のアルバム「Vivre」を聴く。 2022-05-20 音楽 0 4月23日、ベルギーの北海に面した港町、オーステンド* に生まれ育った歌手アルノが亡くなった。72歳だった。その訃報から数日後、オヴニー紙に、通ならではのシャンソン記事を連載していた(南)さんから「2000年以降の最も好きなシャンソン歌手の一人だった。彼はとりわけステージが素晴 [...]
若手トップ俳優ヴァンサン・ラコストの誕生秘話 〜 リアド・サトゥフ作・画『若い俳優』 2022-05-11 舞台・映画本 0 『Le jeune acteur 1 若い俳優』 “ジェネレーション2010”(2010年代に頭角を表した世代)を代表する若手俳優ヴァンサン・ラコスト。先のセザール賞でも『Illusions perdues 幻滅(仮題)』で最優秀助演男優賞を獲得するなど、デビュー時から安定し [...]
【CD】セシル・マクロリン=サルヴァントの最新アルバム“Ghost Song”。 2022-04-14 音楽 0 Cécile Mclorin Salvant“Ghost Song” セシル・マクロリン=サルヴァント が歌っているバルバラの『Ma Plus Belle Histoire d’Amour』を聴いてほしい。一つ一つの言葉への心づかい、サリヴァン・フォートナーのピアノと対話する間 [...]
画家たちの息遣いが伝わるバルビゾンへ 2022-03-28 アート芸術パリから行ける街 0 バルビゾンは、美術の教科書でミレー(1814 – 1875)の「晩鐘」に触れた人にとって、一度は行ってみたい場所ではないだろうか。フォンテーヌブローの森の端のほう、19世紀「バルビゾン派」の画家たち集った村だ。 直行の公共交通機関がなく、パリから電車とタクシーを乗り [...]
テツラフ弦楽四重奏団が演奏するハイドン、ベートーベンを聴きに。 2022-03-03 音楽コンサート 0パリ8区 Tetzlaff quartett : Haydn, Beethoven 「交響曲の父」と呼ばれるハイドンだが、弦楽四重奏曲も60曲以上作曲していて、弦楽四重奏曲が室内楽の主流となる土台を作った。「太陽四重奏曲」という名を持つ作品20の6曲も優れもので、とりわけ第5番 [...]
【音楽】アラン・シルヴァ80歳記念ライブのCD、“Celebration”と、コンサート情報。 2022-02-10 音楽 0 Silva, Oki, Sato et Comte “Celebration” 1960年代半ばからジャズを革新し、フリージャズの運動をリードした音楽家といえばアルバート・アイラー、セシル・テイラー、サンラ。そんな彼らに欠かせなかった伝説的ベース奏者が一人いる。それがアラン・シ [...]
フランスにも声にソウルのこもった歌手登場。マリナ・ケイ “Twisted” 2022-02-05 音楽 0 Marina Kaye のアルバム“Twisted” マリナ・ケイという23歳の女性歌手、昨年末のチャリティーTV番組で、同じマルセイユ出身の歌手ソプラノと傑作『Mon Everest』を歌っていたけれど、ご存知? 一年ちょっと前には『Twisted』という3枚目の新譜をリリー [...]
パリの日本人シェフ30人をめぐる、愛情あふれるレストランガイド。 2022-01-27 日本人シェフ本 0インタビュー パリの日本人シェフ30人をめぐる、愛情あふれるレストランガイド ロール・アングランさん、フィリップ・ルーさん 近年、フランスでは日本人シェフの活躍が目覚ましい。そんな中、パリで能力を発揮する日本人シェフたち30人の料理とバックグラウンドについて取材した書籍が出版された。ロール・ [...]