CD”J’aime pas la chanson” ジュリエットの知的で諧謔的なおしゃべり 2018-03-23 音楽 0 ジュリエットの新アルバムが出た。ずっとジュリエットをフォローしてきた友人は「初期の超美声とパワーがなくなり、ステージではおしゃべりが多い」。とはいえ正統的なシャンソン歌手の声。ピアノは一音一音に表情があり、ユーモアがこぼれる落ちるような歌詞は、彼女の知的で諧謔的なおしゃべり。バル [...]
Jean Fautrier : Matière et lumièreジャン・フォートリエ「質感と光」 2018-03-22 アート展覧会イベント情報パリで遊ぶ 0 5月20日(日)まで 厚みのある下地に描いた抽象的な作風で知られるアンフォルメルの画家、フォートリエ(1898-1964)大回顧展。 [...]
よむたび。〈6〉ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海 2018-03-21 本 0 『 雷雨にさらされて(仮題) 』L’oragé 著 ドゥナ・ルー / Mercure de France社 マダガスカル、ふたりの詩人。 「エステール、君はマダガスカル語の詩について語ることができると思うのかい?そんなものは本来存在しないんだ、それは底の [...]
ラウル・ハウスマン『動くまなざし』 2018-03-16 アート展覧会イベント情報パリで遊ぶ 0 ベルリン・ダダの創始者の一人、ラウル・ハウスマン(1886-1971)は造形、写真、舞踏、著作をこなした総合芸術家だ。本展は写真展だが、最初の部屋はダダ時代にフォーカスしており、2月に終わったオランジュリー美術館の「ダダ・アフリカ」展の続編のような感がある。 [...]
Didier Lockwood フランスを代表するジャズ・ヴァイオリニスト 2018-03-08 音楽 0 2月18日、ヴァイオリン奏者ディディエ・ロックウッドが亡くなった。1956年カレー生まれ。父母はアマチュアのヴァイオリン奏者と画家という環境でクラシックのヴァイオリンを学ぶ。18歳でパリ国立音楽学院入学をけってクリスチャン・ヴァンデール率いるジャズ・プログレッシヴ・ロックの伝説的 [...]
藤田嗣治のパリ時代 (1913〜31) 2018-03-01 アート 0 Foujita - Peindre dans les années folles (1913-31) パリの美術館で没後初めて開かれる藤田嗣治 (1886-1968)展だ。コミッショナーの一人、シルヴィー・ビュイッソンさんは「没後50周年の今年、フジタが愛したパリのモンパ [...]
ケイラスとタローの息があった音の動き。“Brahms” 2018-02-22 音楽 0 ブラームスの作品では、チェロのパートが、彼の肉声に近かったのか、よく歌う。2曲のチェロソナタも傑作だが、技巧的に難しく、ピアニストとチェリストの息が合うかが肝心。この新盤はチェロがジャン=ギアン・ケラス、ピアノがアレクサンドル・タロー。ケラスのビブラート控えめのぜい肉のない音とタ [...]
New Morningでのおすすめ。PriscilliaとResolution 88。 2018-02-20 音楽 0 寒い日が続く。こんな時はラム酒に砂糖、レモンの搾り汁を熱湯で割ったグロッグを飲みつつ南の島の音楽を聴くにかぎる、と思っていたら、New Morningでプリシリアのコンサート①。 プリシリアはパリ郊外のサン・ドニ県生まれ。両親はグアドループ島出身で、ズークの音楽で育った。18歳 [...]
よむたび。〈5〉ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海 2018-02-19 本 0 『一つの大洋、二つの海、三つの大陸 (仮題)』 著 ウィルフリード・ンソンデ/ACTES SUD社 バチカン、アフリカ初の大使。 それにしても、なんという人生だろう…。これは「バチカンにおけるアフリカ初の大使」として歴史に名を残す実在した人物の半生を、彼自身の目を [...]
創世記-ウィリアム・ロビンソン 2018-02-18 アート 0 Genesis - William Robinson パリのオーストラリア大使館で、同国を代表する画家ウィリアム・ロビンソン(1936-)の回顧展。北東部のクイーンズランド州で生まれ、20歳前後で美術教師になった。農場に住み、静物や農場の動物を描いていたが、84年に世界最古の熱 [...]