Didier Lockwood フランスを代表するジャズ・ヴァイオリニスト

Warner Music
France/20€前後。

 2月18日、ヴァイオリン奏者ディディエ・ロックウッドが亡くなった。1956年カレー生まれ。父母はアマチュアのヴァイオリン奏者と画家という環境でクラシックのヴァイオリンを学ぶ。18歳でパリ国立音楽学院入学をけってクリスチャン・ヴァンデール率いるジャズ・プログレッシヴ・ロックの伝説的グループ、マグマに入る。ステファン・グラッペリに気に入られ、彼のツアーに加わった後もマルシャル・ソラル、ミシェル・ペトルチアーニ、ハービー・ハンコックなどと共演し、ジャン=リュック・ポンティと並んで、ジャズヴァイオリンの第一人者として認められる。

 79年の『New World』はピアノのゴードン・ベック、ベースのニールス・ペデルセン、ドラムのトニー・ウィリアムズというニュージャズのスターたちとの共演盤で刺激的。でもつい聴きたくなるのは、2000年リリースのステファン・グラッペリに捧げられたこのアルバム。マヌーシュ・ギターの名手、ビレリ・ラグレーンとの息の合ったプレイが、くつろいでいて楽しい。ジャンゴ・ラインハルトの名曲『Nuages』、『Swing Minor』も入っています。(真)