Pixvae “Pixvae”|CD 2019-10-27 音楽 0 数年前リヨンで結成されたピクスヴァエ。彼らのファーストアルバムはピチピチ新鮮。「El Curruco」や「Lancherito」を聴かない日はない。コロンビア出身のミュージシャンとロックやジャズ系ミュージシャンが共演しているが、安易なフュージョンにならず各々が持ち味を出し切ってい [...]
「オリエントの星」ウム・クルスームに捧げるミュージカル。 2019-10-24 舞台・映画音楽 0パリ10区 Oum Kalthum/ Farid Al-Atrash|spectacle musical イスラエルのヤッファにあるアラブ=ヘブライ劇場を拠点に活動を続ける劇団による、今は亡きエジプトの大歌手ふたりを主人公にしたミュージカルに出かけてみよう。 27日( 21hの公演はキャンセ [...]
CD : Riccardo Chailly “The Fellini Album” 2019-09-23 音楽 0 ニーノ・ロータがフェリーニのために作曲した音楽は、わき立つような喜びから夢と郷愁が浮かび上がる傑作!スカラ座音楽監督になったリッカルド・シャイーがスカラ座フィルを率いて、水を得た魚のように生き生きとした演奏を収めたのがこのCD。『甘い生活』、『8 ½』、『アマルコルド』などの音楽 [...]
よむたび。〈22〉ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海 2019-09-22 本 0 『 グレイス、勇敢な人(仮題) 』 Grace l’intrépide サカリーヌ・ミエルモン著 Gallimard刊 パリの売春婦。 いつでも身近にいるのに、その生活の実態はあまり知られていない、都市の影のような存在。パリの街を歩けば誰しも一度はすれ違う売春婦たちと [...]
あの指揮者大国から、スザンナ・マルッキ。 2019-09-15 コンサート音楽 0パリ19区 Susanna Mälkki 9月25日、26日 20h30- なぞなぞ。次から次へと一流の指揮者を輩出している国は?答えはフィンランド。いずれもヘルシンキのシベリウス音楽院の卒業生だ。現在最高といわれるエサ=ペッカ・サロネン、シベリウスだけでなくベートーヴェンの全曲盤で高く評価 [...]
サリー・マン写真展〈千とひとつの通り道〉 2019-09-05 アート 0パリ8区 自分とは何か、を突き詰めようとすると、生まれ育った土地の特性や自分が生まれる前の歴史を知ることが必要になる。人と風土は切り離せないからだ。アメリカの写真家サリー・マン(1951-)が追及したのはまさにそれだった。 ヴァージニア州レキシントンで生まれ、今もこの地 で家族と暮ら [...]
佐藤真著 『パリっ子の食卓』 2019-09-02 本 0 オヴニーに連載の、誰でも作ることができるフランス家庭料理のレシピをベースにした 『パリっ子の食卓』。初版は1995年、そして2013年に復刊され、今度は文庫入りです。その間にパリもずいぶん変わったけれど、朝市はますますにぎわいをみせている。パリっ子の料理への情熱も相変わらずだ。 [...]
よむたび。〈21〉ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海 2019-07-23 本 0 『 マジック・バブ・エル=ウェド(仮題) 』 Magic Bab el-Oued サブリナ・カッサ著 Editions Emmanuelle Collas刊 家族の秘密。 ヒロインのアニッサはアルジェリアから移住してきた両親のもとにパリで育った大学院生。指導教授の勧 [...]
『巨人』の誕生!ロットのマーラー『巨人』。 2019-07-18 音楽 0 CD : François-Xavier Roth : Gustav Mahler “Titan” マーラーの交響曲第1番『巨人』は多くの名盤がある。このアルバムの指揮者フランソワ=グザヴィエ・ロットは48歳。フランスでも一番脚光を浴びている指揮者で、2003年に創立したオーケス [...]
具体派・松谷武判さん 、ポンピドゥ・センターで個展 2019-07-14 アート 0日曜営業 松谷武判さん(1937-) は1966年に渡仏、その後パリで制作を続ける造形作家だ。50年代から現在までの作品を集めた回顧展がフランスで、しかも国立美術館で開催されるのは今回が初めて。渡仏前、戦後の関西で生まれた前衛芸術運動「具体」の会員になった。具体入会許可の決め手となった、水 [...]