Céline Frisch, seule avec Bachチェンバロ奏者バッハの名手 2018-05-26 音楽コンサート 0 6月16日(土) 現代を代表するチェンバロ奏者と聞かれると、セリーヌ・フリッシュと答える人が多いにちがいない。1974年マルセイユ生まれ。エクサン・プロヴァンス音楽院のチェンバロ科を首席で卒業し、バーゼル・スコラ・カントルムでアンドレアス・シュタイアーに師事。2000年にバッハ [...]
“Sublime & Silence” 胸熱くするジュリアン・ドレのクリップ。 2018-05-23 音楽 0 「ジュリアン・ドレの『Sublime & Silence』はいいな!」と言うと、仲間にばかにされる。でも、ミニマルでいながら荘重なエレクトロにのって、ドレの優しくかすれた声が「気高さと沈黙、ぼくのまわりで君は踊り、ぼくは忘れる」と歌い出すと、胸が熱くなるのだ。 ドドとレ・ [...]
ジャルスキーとプティボン共演『オルフェオとユーリディーチェ』 2018-05-16 音楽コンサート 0 5月22、25、28、31日、6月2日 19h30 5月27日 17h 『Che puro ciel!』『Che farò senza Euridice?』など、美しいアリアがちりばめられたグルックの歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』。オルフェオには、カウンターテナーのフィリッ [...]
CD : Stefan Temmingh “Vivaldi” 2018-04-24 音楽 0 シュテファン・テミングは南ア生まれのリコーダー奏者。ヴィヴァルディのリコーダー協奏曲を演奏している。類のないテクニックで軽やかさ、色合い、強弱を表現したこの6曲の協奏曲が素晴らしい。共演のカプリコルヌス・コンソート・バーゼルの演奏も端正かつ表情豊か。RV443のラルゲットの出だし [...]
Concert à Saint Eustache仏最大オルガンの壮大サウンド 2018-04-12 音楽 0 4月18日(水) パリのレアールにあるサン・トュスタッシュ教会のパイプオルガンはフランス最大。8千本近いパイプを持つ。毎日曜17h30からは、その壮大なサウンドを聴ける(無料)。 [...]
CD”J’aime pas la chanson” ジュリエットの知的で諧謔的なおしゃべり 2018-03-23 音楽 0 ジュリエットの新アルバムが出た。ずっとジュリエットをフォローしてきた友人は「初期の超美声とパワーがなくなり、ステージではおしゃべりが多い」。とはいえ正統的なシャンソン歌手の声。ピアノは一音一音に表情があり、ユーモアがこぼれる落ちるような歌詞は、彼女の知的で諧謔的なおしゃべり。バル [...]
Didier Lockwood フランスを代表するジャズ・ヴァイオリニスト 2018-03-08 音楽 0 2月18日、ヴァイオリン奏者ディディエ・ロックウッドが亡くなった。1956年カレー生まれ。父母はアマチュアのヴァイオリン奏者と画家という環境でクラシックのヴァイオリンを学ぶ。18歳でパリ国立音楽学院入学をけってクリスチャン・ヴァンデール率いるジャズ・プログレッシヴ・ロックの伝説的 [...]
ケイラスとタローの息があった音の動き。“Brahms” 2018-02-22 音楽 0 ブラームスの作品では、チェロのパートが、彼の肉声に近かったのか、よく歌う。2曲のチェロソナタも傑作だが、技巧的に難しく、ピアニストとチェリストの息が合うかが肝心。この新盤はチェロがジャン=ギアン・ケラス、ピアノがアレクサンドル・タロー。ケラスのビブラート控えめのぜい肉のない音とタ [...]
New Morningでのおすすめ。PriscilliaとResolution 88。 2018-02-20 音楽 0 寒い日が続く。こんな時はラム酒に砂糖、レモンの搾り汁を熱湯で割ったグロッグを飲みつつ南の島の音楽を聴くにかぎる、と思っていたら、New Morningでプリシリアのコンサート①。 プリシリアはパリ郊外のサン・ドニ県生まれ。両親はグアドループ島出身で、ズークの音楽で育った。18歳 [...]
今、予約!ハーディング・パリ管主席指揮者のコンサート。 2018-02-04 音楽 0 ダニエル・ハーディングは、17歳の時に自ら指揮したシェーンベルクの『月に憑かれたピエロ』のテープをサイモン・ラトルに送り、バーミンガム交響楽団のアシスタントになった早熟な人。数々の名オーケストラを振り、今や円熟の42歳。 ラトルから受け継いだ切れ味、エネルギッシュな指揮は引っ張 [...]