7 Reece Mews F.Bacon’s Studio 2008-12-01 本 0 ロンドンから帰ってきた友人が「テイト・ブリテンのフランシス・ベーコン展(来年の1月4日迄)は、代表作が揃っていて圧倒的だった」と言いながらプレゼントしてくれた一冊。タイトルにある〈7 Reece Mews〉はベーコンのアトリエがあったところ。狭い階段を昇った2階にアトリエがあっ [...]
児童書の歴史 2008-11-17 本 0こども向け 読書好きな娘が、『Babar, Harry Potter & Cie』展のポスターを見て「行こう!」と言い出した。11に分けられた小部屋には、17世紀半ばから今日までに編さんされた児童書が展示されている。さらに中央のコーナーでは、かつての子供、そして現代の子供たちに馴染 [...]
Franquin “Idees noires:L’Integrale” 2008-10-31 本 0 エルジェやエドガール・P.ジャコブと並んでベルギーを代表する漫画家フランカンが亡くなってもう11年。エルジェが描くタンタンは、どこか早く大人になりすぎたような、きまじめさと余裕のなさが鼻についたりすることもあるが、フランカンの描くスピルーやファンタジオはいつまでたっても少年のよ [...]
Willem “Coeur de chien”/Julie Doucet “Monkey and the Living Dead” 2008-10-01 本 0 コミックス作家のダヴィッド・B、スタニスラス、マット・コンチュールなどが1990年に設立した〈L’Association〉は、オルタナティブなコミックス作家の作品を紹介し続けてきた、BDファンにはうれしい出版社。バカンス前に紹介したジョアン・スファールなどもその一人 [...]
Joann Sfar “La Vallee des Merveilles” 2008-08-01 本 0 オヴニーが大好きなジョアン・スファール。『Le Chat du Rabbin』や『Petite Vampire』を紹介してきたが、今回は、夏休み、大人も子供も楽しむことができる『La Vall仔 des Merveilles』です。 島に朝が訪れる。まだ夢を見ている美しい妻の [...]
Daniel Clowes “David Boring” 2008-07-01 本 0 思春期を脱しつつある若者たちをコミックスに定着した『ゴーストワールド』のダニエル・クロウズの代表作が、大判で再刊された。ガス・ヴァン・サント、ラリー・クラーク、ハーモニー・コリンといった、米国の気になる監督たちが描く青春像にドキドキした人は、本屋に直行だ。 この作品の登場人物た [...]
Livre d’art 2008-06-02 本 0 ●Post mortem これまで知らなかった写真家を発見するのに便利な写真文庫シリーズ〈Photo poche〉の中の一冊で、1850年ごろから現在まで死者を撮った写真が集められている。西欧では、古くから死者の面影を [...]
“San Quentin jazz Band” サンクエンティン刑務所内のジャズバンド。 2008-05-15 本 0 サンフランシスコにあるサンクエンティン刑務所。今は亡きジョニー・キャッシュが1969年にここで歌ってライブ盤を出したことは有名だが、毎週ジャズバンドが演奏していたことを知っている人は少ないだろう。 1957年に、進歩的な思想のフレッド・ディクソンがここの所長になり、音楽、演劇、 [...]
Art Spiegleman “Breakdowns” 2008-05-01 本 0 アート・スピーゲルマンは、ポーランド系ユダヤ人の両親がホロコーストから生き残った歴史をコミックスで表現した『マウス Maus』を、1986年に第1巻、1991年に第2巻と刊行。BD界に衝撃を与え、1992年にはピューリッツァー賞を受賞している。 『マウス』以前、彼がアンダーグラ [...]
ノエルにプレゼントしたい料理の本 2007-12-15 本ノルマンディーの作家と食 他 0 ●Alain Mordelet “La Coquille Saint-Jacques” クリスマスから正月にかけてのごちそうに欠かせない食材が、620号のレシピで もとりあげたホタテ貝。この一冊は、ボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』をはじめとし、西欧文 [...]