アート

La Ronde:ルーアンで現代美術イベント

 ルーアンは、4年前から複数の美術館の常設展会場で現代美術を展示するイベント「ラ・ロンド」を行っている。今年は13人のアーティストが選ばれた。 ルーアン美術館ではインド出身のリナ・バネルジーの「結婚」をテーマにした華やかな、羽、植物、ビーズなどを使った彫刻。陶芸家、ソフィー・デュ [...]

Chagall-Du noir et blanc à la couleur 白黒のシャガール

色彩の美しさで知られるマルク・シャガールは、白黒の絵もいい。それを見せてくれるのが、エクサンプロヴァンスで開催中のシャガール展だ。第二次大戦中、アメリカに逃れ、1948年にフランスに戻った。展覧会はその後、85年に没するまでの後半生を扱っている。 [...]

アール・ブリュットの世界。

 1945年、フランス人画家ジャン・デュビュッフェが提唱した概念「アール・ブリュット(Art Brut)」。専門教育や文化潮流の影響は受けず、内なる衝動から生まれた芸術作品を指す。日本では「生(き)の芸術」などとわかりにくい訳をされることも多い。  アール・ブリュットの源流には、 [...]

Miró ミロが描いたカタルーニャの自然

大物アーティストの回顧展で、「行ってよかった」と思うのは、作家の知らなかった側面を発見できたときだ。  このミロ展では、若い頃に描いた意外な作風の風景に惹かれた。故郷カタルーニャにある農場をナイーヴアートとキュビスムが混じったような作風で細部まで描いた。ヘミングウェイが購入し、現 [...]

Madrid, octobre 68 1968年10月、スペインの実験芸術。

 1968年、スペインはフランコ体制で国際的に孤立しており、この年にどのような実験芸術運動が起きたのか、国外では知られていない。国内でもフランコ体制以降は過去のアートとみなされ、顧みられなかったという。それを掘り起こしたのが本展だ。 1968年、IBMがマドリッド大学の計算センタ [...]

Persona Grata アートで移民受け入れの態度を問う

「好ましからざる人物」を意味するラテン語の「Persona non grataぺルソナ・ノン・グラ―タ」は、相手国から受け入れを拒否された外交官を指す外交用語。それからnonを取った「ペルソナ・グラ―タ」は、受け入れOKの人物を指す。外交用語を移民に転用し、アートを通して受け入れ [...]

Picasso Bleu et rose ピカソ 青の時代とバラ色の時代。

この秋、パリはピカソ (1881-1973)づくしだ。ピカソ美術館の 「傑作」展、ポンピドゥ・センターのキュビスム展、そして1900〜06年のピカソを克明に追ったオルセーの本展。これほど多くの青の時代、バラ色の時代のピカソ作品を見られる機会はめったにない。今秋パリの西洋美術展のベ [...]

Transmission/transgression ブールデル、師匠と弟子たち。

彫刻家のアントワーヌ・ブールデル(1861-1929)は、多くの彫刻家を育てた師でもあったことを見せる展覧会。 19世紀、彫刻家は粘土で形を作る人で、型取り、型へのブロンズ流しや石彫りはもっぱら職人に頼んでいた。ロダンの下請け仕事をしていたブールデルは、その後、彫刻家として [...]

アンリ・チェルヌスキ-非凡な人生とコレクション。

モンソー公園に接し、瀟洒な邸宅が並ぶ並木道の奥に、パリでギメ美術館に次いで重要な東洋美術コレクションをもつ美術館がある。「チェルヌスキ」という名前が示すとおり、コレクションと邸宅をパリ市に遺贈した蒐集家はイタリア生まれ(1821-96)。母国で1848-49年の革命(ミラノの蜂起 [...]
 

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