クリスタル製品の彫り職人 — 職人のプライドが まぶしい。 2010-05-14 オヴニー社会科 0 「きっと綱渡り師の心境に近いと思う。いつも心の平静さと調和が大事」。ジャン=リュックさんの仕事は、調度品の表面に名前や図案を刻むこと。誕生日、結婚、出産などのお祝い品に記念の模様を施す。15区にある彼のアトリエはクリスタル製品を専門に扱うものとしては国内唯一だ。 定番商品はグラ [...]
–パリジャン紙の会社見学 — 印刷の現場では 無人ロボットが作業。 2010-04-15 オヴニー社会科 0 日刊紙パリジャンのCMの中で、我らジャポネにとって印象深いのは〈エッフェル塔編〉か。日本人カップルにエッフェル塔の場所を尋ねられたパリジャン男が、わざと反対方向を教えるという自虐的なスケッチ(寸劇)。パリジャン紙は全国版オージュルデュイ・アン・フランス紙も足すと約50万部を発行 [...]
飛行機の修理アトリエ — ゆっくりと 往時の姿を取り戻す。 2010-03-15 オヴニー社会科 0 1927年5月20日、大西洋単独無着陸横断に成功したリンドバーグを迎えるため、数十万人の市民が大群となり詰めかけた。そんな歴史的舞台となったのがパリ郊外ル・ブルジェの飛行場。現在は航空宇宙博物館と航空ショーの会場として名高い。本日は博物館が月1回の割合で公開する修理アトリエを見 [...]
養子斡旋のアソシエーション — 子供との出会いは 運命に近い。 2010-02-15 オヴニー社会科 0 パリ郊外ノワジエル市にある養子斡旋のアソシエーション「Les Enfants de l’Espérance(希望の子供たち)」を訪ねた。インドやリトアニア出身の子供たちとフランスに住む親候補との間の橋渡しを目的とし、毎年約15組の新家族を誕生させている [...]
役者が揃ったモンマルトルの観光ツアー — 〈ラパン・アジル〉に 芸術家のロバがいた。 2010-01-15 オヴニー社会科 0 スペクタクル風のミニ観光ツアーに参加するため、今回は、パリ観光の定番モンマルトルへと繰り出した。重要スポットを順に辿る途中で、役者たちが臨場感たっぷりに町の歴史をよみがえらせてくれるという。集合場所は市内で一番小さな広場Place du Calvaire(Calvaireはキリ [...]
巨人人形のマリオネットカンパニー 2009-12-15 オヴニー社会科 0 背負うものだから 軽さが大事。 パリ郊外のオーベルヴィリエに巨人人形で名高いマリオネットカンパニーがある。カンパニー名〈Grandes Personnes〉は幼児言葉で「大人」を表す。「大人になると世界に慣れて驚きが薄れる。でも巨人を見れば世界のサイズが変わるでしょ? [...]
–クリエイター作品の展示即売会 — 作り手たちが 力を合わせるイベント。 2009-11-16 オヴニー社会科 0 芸術の秋たけなわ。下町情緒も残るレピュブリック地区の展示即売会〈Des Filles en Aiguille〉へと足を運ぶ。本イベントは2003年より春と冬は1週間、夏と秋は2週間にわたり年に4回開催されている。会場には洋服、小物、カバンといったクリエイターによる「作品=商品」 [...]
–紙のアーティスト — 手作りにこだわる 紙の魔術師。 2009-10-15 オヴニー社会科 0 「私の仕事は研究者とクリエイターの境界にある」と語るパルムさん。彼は紙の製造から作品作りまでを一挙に担う紙のアーティスト。芸術家として自作を発表する一方で、外部からの受注も精力的にこなす。紙の専門家として名高い彼のもとには映画や演劇用の小道具や衣装制作といった仕事も舞い込む。 [...]
コルセット職人 — 「恋愛と誘惑」に 適齢期はありません。 2009-09-15 オヴニー社会科 0 若くして「フランス最優秀職人(MOF)」の称号を得ているルイーズさん。コルセット作りの職人としては、ここ20年で二人のみが得ている栄誉だ。「4歳ですでに祖母から刺繍(ししゅう)をするように仕向けられていた。ミッキーの顔を刺繍したのをよく覚えてる」。モード学校に入学し、先生に「コ [...]
アコーデオン修理のアトリエ — カメレオンのように 多様性を持つ楽器。 2009-07-15 オヴニー社会科 0 パリに隣接する町モントルイユに、世界中のアコーデオンアーティストたちが訪れる修理のアトリエがある。ローラン・ジャリさんのお店〈la boîte d’accordéon〉だ。よい感じにすすけた空間に、年代もののアコーデオンが色とりどりの光沢を [...]